はてなキーワード: 死屍累々とは
ゴッドがホールで稼動していた頃(といってもほとんど誰も触ってなかったけど)けっこうな頻度でスロットを打っていた。夕方から万枚出したりもあったし、かなりウマい思いをさせていただいてたと思う。あの頃は確かに一台での短時間における出玉感はすさまじかったのかもしれない。100k負けてたのに、結局40k勝ちなんてザラにあったし。特に島唄でくってたときはひどかった。
そこにきてゴッドだけど、打ったのは3回くらい。その中で1度だけPGGを引いたことがあった。それも1000円で。一撃で5000枚出して即ヤメ。打っているときはほぼ毎ゲーム15枚役がそろうのでマジで箱がおっつかなかったのを覚えている。ただの作業だったけどさ。ちなみに今のART機では2027とか鬼浜が純増枚数は多いけど、それでも1Gあたり2枚を超えない。
勝てるなら往復1時間以内を目安に大小様々なホールに足を運んでた。あの頃は万枚が今に比べると珍しくなかった(もちろんその影にはクソ負けしているヤツラが死屍累々)ので、店によっては客の射幸心を煽り倒すため、歴代の出玉を仰々しく張り出しているところもあった。もちろんゴッドも上位に食い込んでいて、見たことある中で一番腰抜かしたので65000枚くらいだった。そのときの獲得枚数を示す液晶も写真に貼られていたので、本当なんだろうと思う。
これは本当に例外中の例外だ。キングオブ例外。あんだけほぼ毎日ホールに足を運んでた俺が言うのだから間違いない。信長の野望で20000枚出した俺が言うんだから間違いない。どう見てもウラモノの大花火で30000枚出して(てろーんで100%BIGとかいうワケわかんない状態だった)、その後3000Gハマった俺が言うんだから間違いない。5日間連続で夕方から打ち、述べ30000枚出した俺が言うんだから間違いない。吉宗でストック飛ばされてた俺が言うんだから間違いない。吉宗で1918Gでバケを連続で引いた俺が言うんだから間違いない。あの日は確か135Kほど負けたぜ! 勝てば120万とか書いて、ゴッドを神格化してももう打てないんだし、TB先の人が言うように120万勝ちなんてマジで都市伝説だから。ゴッドで食ってたなんて人いないと思うよ。ゴッドを神格化とか意味わかんないけど。
松本「だいたい創作家になるにはどの分野でもそうでしょうが、最初は模倣からはじまりますね。」
記者「ええ。」
松本「ちっちゃいころ、模倣、応用、改良、発展。そして発展まででだいたい仕事をしている。しかし創作という恐ろしい壁がその前にたっている。創作という概念は世界で一人という個性の確立。そこにたどり着いたものだけがかろうじて生き残る。その創作の壁の前では若者たちの死屍累々とした屍がおりかさなるわけです。で、その創作の壁を乗り越えたのは創作家として、自立した創作家として名乗れる。そして自分ひとりのものを確立していく。それが創作の世界。そこまでたどり着くまでがどれほどすさまじいものか。何の保障もないんですよ。孤独で、ある意味で悲惨な戦いが続くわけです。」
記者「ええ。」
松本「それを乗り越えてはじめて自立した創作家という立場に自然になっていくわけですね。それをどうか理解してください。人間(?)だけの問題じゃない。」
記者「ええ。」
松本「で、今でもですよ。我々でも、キャリアとか過去のものにすがって生きるというわけにはいかないんですよ。全員対等です。」
記者「うーん。」
松本「きのう、登場したばっかりの若者と我々とも立場上はすべて対等なんです。序列なんてものは何もないですよ。なんにもないです。ですからいつ目の前に奈落が開いても、あのう、覚悟のうえなんですね。」
記者「うん。」
松本「そこをわかって下さいというのが我々の願いなんですね。創作に携わる者の。生みの苦しみというんですか。苦しみという生易しいもんじゃないです。いかに凄まじいものかですね。」
質問のテロップ「著作権の保護期間を50年から70年に延長するよう提唱していることについて」
松本「何のために書くかというのが創作の原点ですからね。その思いを貫いたまま、あのー、恩をしていただきたいわけですね。」
記者「うーん。」
松本「何のためにこれを書くか、それは全員が、絵でも音楽でも、あのう、マンガでも、何のためにっていうのが基本に必ずあるはずです。で、それが、あのー、薄れて奇妙な解釈の部分が出る可能性がありますよね、切れた場合に。
日本の、日本の作品の中で50年であれば、もう、切れるものがもの凄いたくさん出てきます。特に、私らの直接的のマンガ家という立場の。あのー、(聞き取りできない。)赤字にしたのいますから。石ノ森章太郎とは、同年、同月、同日生まれですよね。」
記者「ええ。」
松本「もう9年経っているんですよ。そしたら、あと47年でしょ。」
記者「うーん。」
松本「それが、どんなに恐ろしいことか。その息子さんや、その他これから長寿化の世界ですからね。」
記者「ええ。」
松本「あの、90歳、100歳になるころに元気だったとしたら。その前に切れたときが来たらどんな思い。オヤジ、一所懸命がんばったのに。そう思うと、なるわけですよ。」
記者「奥さんの存命中に切れる可能性もありますね。」
松本「場合によってはありますね。あります。女性のほうが長生きする長寿の例が多いですからね。だから、そういう場合もある。
やはり、それは何のために働くかというと、まずは自分の作品を創作物として読んでもらいたいから、必死に書くわけです。」
記者「ええ。」
松本「さらに生活をかけているわけです。一家の生活。」
記者「ええ。」
松本「家族の生活。あのー、それは利害関係とは違うわけです。」
記者「ええ。」
松本「みんな一所懸命、何のために働くんですか。その家族を養うためでしょ、まもるためでしょ。プライドを賭けた創作のために働くんですよ。その結果として生まれた副産物としての収入は、家族を養うために、その家を保つためにあるわけでしょ。物見さや、遊びに使うわけではない。
それが必要最低限、守られるように。その時間は長ければ長いほどハッピー。安心して、あの世へ旅立てるわけですよ。だから、そこら辺の精神的なものを少し考えてくれませんか。」
記者「気持ちの部分とか、そういう。」
松本「だから、賛否両論あるのも百も承知。で、否定する側の論理にも意味があるのはわかってる。わかっていますけど、物をかく人間としては、長くしてくださいというのが、切なる、切なるお願いなんです。願望なんです。
ただ、まだ過渡期でね、世界中が混乱している状況なんです。」
記者「はい。」
松本「徐々に徐々に落ち着いていくと思います。そんとき日本だけが50年だったらどうなると思います。もう、手も足も出ない。で、そういうこともあるので、とにかく70年にしといてくださいとね。
それでですね、うちはですね、そういう相談というか、ご本人の自由裁量に委ねられる部分を法的にきちんと残しといてもらえば、それにのっとって自分の自由意志で決めればいい。その、日本だけできちんと作っておけば。
で、なんにも言わない人は基本的に70年。それでいいと思う。
自分で書いたことのある人間は、まずほとんど99.99パーセント、70年と言うと。自分で書いたことある人間は。
それから、見る側だけの人間は、へえしゅつ(?)しただけのものは見たくないでしょ。後世の者でもね」
記者「ええ。」
松本「だから、なるべく原型を保てるままに。原作を逸脱しないために、70年というのはひとつの糧になるわけですね。その場合。防壁ですね。そういう創作の防御策としても70年というのは有効に作動する。だから、あのー、微妙な問題ですけどね。
あのー、生涯をかけて、なんというか全くの頼るものもない、孤独な作業を続けていく創作家の身にもなってくださいねと。その想いね。各人がその生涯をかけた想いというのをね、せめて70年残して欲しいというのがお願いなんです。」