はてなキーワード: 二人称とは
自分の先生に「あなた」って言わないじゃないですか。直接的に相手を指す言葉って、そもそも同等かそれ以下の身分の人にしか使えないわけです。(これは他の言語、たとえばフランス語でもドイツ語でもタガログ語でもある) しかも、使えるからといって、別に「それがよい」とはされてないわけです。愛情をこめて「ばかだなあ」と言っても、相手に受け入れて貰えなきゃ意味無いわけで。名前があるんだから、と思ってる人は「君」でも「あなた」でも多少は不快になるのではないかなあ。
【2】 過去に不快な思いをした経験があり、それは「お前」という言葉のせいだと思っている。
普段は名前で呼ぶのに、時によって「お前」になることがあるとしたら、きっと怒ってるとか、バカにしてるとか、疲れてるとか、感情的に喋っている場合が多いんじゃないでしょうか。単に言葉遣いそのものが乱暴になっている。喋ったこと全体に対して不快になって、そこに「お前」も含まれていたということ。要は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ですけど、「坊主が憎いから袈裟も憎いのだ」とは認識してないと思われるですよ。そもそも不快感を覚えた時に弁別してないし。【1】の理由もあるし。パブロフのわんこみたいに条件付けられてるようなもので。
こればっかりは彼女の過去に起こってしまったことで、どうしようもないです。なにか嫌なことがあってマシュマロ嫌いになった彼女に、あえてマシュマロださなくてもいいですよね。
フランス語の二人称単数を親しい仲でしか使わないように、「お前」と呼ばれることを喜ぶ女性もいます。過去の不快な思いをしたときの他称詞なんて覚えていない女性もいます。ただ不快に思う人もいるのには理由があるのでは、ということで。
※追記
polite→丁寧 に修正しました。
英語では二人称単数は日常語では使わなくなってしまった。昔はあったんだけどね。youはもともと二人称複数だったはず。