わが抱く思想はすべて金なきに因するごとし秋の風吹く
いくたびか死なむとしては死なざりしわが来しかたのをかしく悲し
かなしきはかの白玉のごとくなる腕に残せしキスの痕かな
売り売りて手垢きたなきドイツ語の辞書のみ残る夏の末かな
公園の隅のベンチに二度ばかり見かけし男このごろ見えず
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