しばらくしてヤドカリが成長すると、手狭になった貝を脱いでしまった。
新しい貝を用意するのが面倒だったのか、ヤドナシくんを持て余した母は「自然の方がのびのび生きられるはずだから、自然に帰してあげよう」と言い、公園にヤドナシくんを放しにいこうとした。
ヤドカリを飼い始めたのは母で、世話をしていたのも母で、思い入れがあったのも母だけなので、誰も反対はしなかった。
そうしてヤドナシくんは真っ暗な夜の公園にたった一匹で放たれたのだった。
Permalink | 記事への反応(5) | 12:43
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そのときのヤドナシが進化した結果、ヤシガニが生まれました。
俺が飼ってたのは殻に入りきれなくなって死んだ 一度も外に出ることはなかった
ホームレスじゃねーの
家に住んでるなら殻は要らないよなぁ
生き物に対しての親の態度って子供の情緒やIQに影響あるらしいね 増田はアスペとかにならずに成長できたのかな