1つの愛を確かめ続けてここまできた
思い出はピカピカの泥団子のように光り輝いている
俺の頭も同じように禿げてしまった
もうあの頃好きだった子はみな結婚して子持ちししゃもになっている
ぼくはその卵だけ取り出して食べる
おなかのぽっかりあいたししゃもの目がぼくをうつろな目で見つめてくる
ぼくは何も返事をすることができない
焼き魚の目を閉じることは神様にもできないのだ
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