やらかしにもこそ…
体調悪しく寝込みたらば、をひとが何か食ひしいものあるやなど聞きくれば、
日ごろ食へる酪よしと伝へば、いつものを買ひきたり
されど、寝たる間にいつものとは違ふ果物入り食はまほしくなりて、
蓋を開けば怒りと口惜しさが限りにきにて、酪ををひとに叩きつけにけり
をひとにあたりし容器より中身溢れ、
床など汚れ衝撃に泣きにけり
とばかり泣きて少し冷静になりて、
いつの間にかひなくなれるをひとに何処なるや聞かば、
一言「離縁せむ」と…
床は汚れしままだし、をひとは家ならず、熱がぶり返しきてものうし
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