俺の社員ふたりがマッスル料理という機械を呼んでいる。
「マッスル料理ー」
「マッスル料理~」
でも返事はない。
返事する機能がついていないからだ。
「マッスル料理ぃー」
「マッスル料理~~」
ここに機械がないからだ。
「マッスル料理ぃいい」
「マッスル料理ぃ~」
そんな名前の機械が存在しないからだ。
「マッスル料理ーー」
「マッスル料理ぃい~」
マッスル料理は俺の空想の中にしかないからだ。
だけど、俺の空想の中のマッスル料理が返事する。
「ハァイ!」
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