もりあがってきましたね
≪ 前 ミミセンの作戦は、こうだ。 まず俺が保育園の内部を調べつつ、侵入経路を確保。 それぞれ配置についたらトイレで合流。 そこでドッペルが俺と入れ替わり、同伴の先生を陽...
≪ 前 「ちょっと待って」 事務室前に着くと、ミミセンはポケットから手鏡を取り出した。 それを使って、中の様子を間接的に覗き込むようだ。 「何でそんなもの持ってるんだ」 「...
≪ 前 扉を開くと、中からひんやりとした空気が溢れて俺の肌を掠めた。 「私、冷え性じゃないんだけど、何だか寒気がするわ」 どうやら、それを感じたのは自分だけじゃなかったら...
≪ 前 階段口から、恐る恐る二階への通路を眺める。 踊り場はないようで、10段ほどの短い階段が扉へまっすぐと続いていた。 厄介なのは、横幅が狭くて一人ずつしか上がれないこと...
≪ 前 地震とかで倒れてしまい、たまたま塞ぐような形になったとか? いや、それだけでこうなるとは考えにくい。 つまり意図的に塞がれていたってことだ。 そして、それが出来る...
もりあがってきましたね
≪ 前 俺はまずドラキュラめがけて水鉄砲を撃ち出した。 「や、やめっ……」 察しの通り、水鉄砲で撃ち出されたのは聖水だ。 主成分は水と塩で、ここに聖職者の祈りを込めること...
≪ 前 男は目を泳がせながら、たどたどしく説明を始めた。 「自分は、ここで働く、その、一人で」 俺たちの猛攻がよほど応えていたのか、紡ぐ言葉は途切れ途切れだ。 要約すると...
≪ 前 ………… 後に分かったことだけれど、男の正体はホームレスだったようだ。 日雇いの配達業で保育園に来た際、物置部屋に入ったことが最初らしい。 その時は、荷物を置いた...
≪ 前 まずは内部の情報を調べるため、卒園者の俺一人で訪問する。 突然の訪問だったが、知り合いの保育士がいたためスンナリと入ることできた。 「おー、マスダくん。また会えて...
≪ 前 意味のない意地を張ったとは思う。 だが張ったからには、自分の思い出に決着をつけなければいけなかった。 あの物置部屋に行って、ドラキュラがいるかどうか確かめなければ...
俺の通っていた保育園にはドラキュラがいる。 そのことを知らされたのは俺が保育園に来て数ヵ月後のことで、その日は何もかもが不自然だった。 保育士の先生は紙芝居の続きを読み...
いい加減つまらないので投稿をやめてくれませんか