白い石でできた狭い穴をくぐり抜けて地表に出なければならなかった。
上を見上げると、その石でできた穴から、地表の光が漏れ出ている。
その穴は人ひとりがくぐり抜けるには小さな穴で、腕から順番に通してようやく抜けられそうな穴だった。
私は体をよじらせて、どうにか出ようと試みていた。なかなか抜けられそうになかったが、ふとこれは洞窟の比喩であると気づいた。私はどんな手を使っても、この困難を乗り越えなければならないことを悟った。
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けつの穴