私の周りには沢山の人々がいた
赤い雨が降ってきて、人々が悶え苦しみ死んでいく
私の上にだけ屋根があって、私は赤い雨を浴びずにすんでいた
その私のいる屋根の下に、周りの人達が必死に入ろうとしてくる
私は自分が助かりたい一心で、彼らを押しのける
押しのけられた人は、そのまま苦しみもだえて死んでいく
罪悪感に苛まれながらも、死にたくない一心で、私は必死に彼らを押しのけ続ける
というところで目を覚ました
彼らを押しのけてる時の感覚が妙に生々しく残っていた
増田夢十夜2014「赤い雨」完
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