相手が「本当にいい人」であるなら、今すぐ行動すべき。
ちょっと待て欲しい。「待つ」というのはそういう意味じゃないだろ。それを背負わせる気なら、正しくそう言うべき。「私と結婚したら、あなたは一生セックスできないし、従って子どもも作ることはできない。」と。「待て」と言われて待っているということと、「一生なしです」というのは全然意味が違う。そこは間違えないで欲しい。もし、「一生なし」ということなら、「待って」という言葉を今すぐ撤回すべきだ。
撤回しないのなら、自分の問題とはやはりきちんと向き合うべき。そして、その自分を変えたい(変えたいと思っている自分を、相手は支持してくれている)と考えるなら、自分の問題を乗り越えられるよう努力する必要がある。勘違いしてもらうと困るが、あなたの『セックスが怖い・気持ち悪い・嫌だ』という感情が悪いと言ってるわけではない。「待って」という保留の言葉が意味するのは、普通は「それを問題と捉え、解決に向けて努力している」という意味だということだ。
もし、無条件で「待って」というだけで自分は何もしない、というのでは、たとえば相手が「子どもは欲しい」と思っている場合、あなたのしていることは相手への裏切りになる。男だっていつまでも若く稼げるわけではない。子どもを持ちたいと思っているなら、富豪でない限り、ある程度の年齢までに結婚し子どもをもって、定年までに子どもが自立できるようなライフサイクルを計算することになろう。20代後半はそろそろ適齢期ではある。
保留・保留…の果てにくるのは破局しかない。「好きにしたらいいんじゃないの」自分も、あなたが友人ならそういうだろう。だって別に、彼氏と分かれても、友達は友達で変わらないのだから。あなたの幸せ?それはあなた自身が考えることでしょう?きついことを言って嫌われたらそれこそ「友情」が終わってしまうことだしね、と。
堂々巡りというけれど、たとえばカウンセリングを受けるとかそういう一歩を踏み出さないで、やがてくる破局を前にぼーっと突っ立っているのがあなただ。彼氏の優しさに甘え、でなく、今のままならあなたは、彼氏の甘さにつけ込んで欺しているだけだ。「いや、違う、自分は彼氏を大切に思っている」と言うなら、解決に向けた努力を示すべき。その結果、どうにもならなかったのなら、初めて「どうにもならなかったけれどそんな私でもあなたは受け入れてくれるか?」と彼氏に問う資格も生まれる。それを彼氏が受け入れるかどうかは分からないが、少なくとも「結局何もしてこなかったあなた」には、「私を受け入れてくれるか?」と彼氏に問う資格自体が無い。
もう3年も無駄にしたのだから、「そのうちなんとかなるのでは」という甘い考えは捨てるべき。行動しなさい。話はそれからだ。
ちなみに「性交恐怖」「性行為恐怖症」というのは、結構一般的な現象だから、それほど特別に考える必要はない。悩んでいる人は世の中に沢山いる。まあ、そんなことはすでに調べているだろうけれども。