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http://anond.hatelabo.jp/20101001225633

君の書いていることは筋が通っているが、人間味に欠ける。

「××に限ったことじゃない」って、人の気持ちの分かってない人がよく使う言い回しだよ。

その「人の気持ち」ってのは「性犯罪被害で、他の被害とは決定的に異なる種類の被害を受けたんだ！ 悲しい！」みたいな気持ちでしょ？それは本来の悲しみに、虚構的な悲しみを無闇に上乗せしたものじゃない？と言ってるんだが。

別に被害を受けた側の気持ちを全部おかしいとして却下しているわけじゃあない。相応にはわかっているつもりだ(まあ本人以外の他人がそもそもどれほど理解可能かはおいておくとして)。

ただ「○○は、つらい」と言うのならそれは分かる。同情もする。「○○だけが、つらい」というから、おかしなことになっているのだ。

もちろん、その虚構が人生を豊かにしてくれる、幸福にしてくれる、というのならそれは構わない。

が、この「性はことさら特別だ、だからそれを汚されることは特別な被害だ」(それは「性はことさら特別だ、だからその純潔性を失っているのは特別に価値を減ずる要素だ」と通じた価値観だ)は人生をどの程度豊かにするのか？幸福にするのか？という話。

かりに「具体的にいえば、○○という局面で△△といったように豊かになるのだ」と言えるなら、それは確かに虚構の存在意義も出てくるだろう。しかし、それは同時に「虚構の負の面が発揮されて、被害者が自殺すること・人生を台無しにすること」を受け入れることになる。

問題は、虚構の存在意義は負の面を上回るほどのものか？ということだ。

おれは上回っていない、この虚構はなくなるべきでは、と考える。なぜか？ 本来そうあるべきと思えないのに、自殺を選ばざるを得なくなった人間の気持ちを思うからだ。本来そうあるべきと思えないのに、人生を台無しにせざるを得なくなった人間の気持ちを思うからだ。

そういう人間の気持ちを分からないのであれば、どうぞ、「虚構はあればいいんじゃない？ 筋を通すのはやめとこうよ」と言えばいいだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20101001230103

論点を提示している側が証明するものだ。

その説明はすでにした。読んでみれば分かるだろう。にもかかわらず意味のわからない反論があったので、逐一「これこれだから反論がおかしいです」と述べたに過ぎない。

もしあなたが説明を読んだ上で「いや、この説明はおかしい。なぜなら～だからだ」と言えるのであれば、それは納得なり再反論をできるだろう。

もし読みもしないで言っているのなら、読まない人間に証明は不可能だ。つきあうつもりはない。

説明を読んだ上で、「なぜおかしいのか」の論理も言えずにただ「証明になっていない！ 納得できない！」というのなら、それは論理がない以上反論ではなく、単なる気分の問題としか受け止めようはない。理不尽な気持ちにつきあうつもりはない。

異論があるならどうぞ。こちらの勉強にもなるだろう。異「論」がないのなら、さようならだ。

Permalink | 記事への反応(1) | 16:23

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