2010-09-21

経験の有無を頭の良さと勘違いする高卒年上バイト

大学院生。春から大手フランチャイズ外食チェーンで深夜バイトを始めました。

研修中に習った店のマニュアルの動きは、研修中の日中は有効だったがいざ深夜シフトに入ってみたらそんなマニュアルは無用でした。

深夜帯仕切ってるのがうちの店で一番古株のAさん。Aさんによる長年の勤務で蓄積された効率化されたように見える作業にマニュアルは関係ない。私がかなり急いで洗浄作業してると、「ダメダメそんなんじゃだめだよ」と言って、オリジナルの方法を見せつける。それは確かに私より早いが、汚れが目立つし二度手間になることが多い。工場生産ラインでいうと故障率が高い作業になっている。私も仮にも半年間働いて店のマニュアル通りではないが、効率化した作業法を考案しました。私の方法では故障率はAさんの方法より圧倒的に低い。Aさんの方法よりは少し遅いが、それでも十分回せます。

そして二言目にはこう言う。

「俺高卒なんだよ?大学院行って賢いのになんでこんなのできないの?」

飲食のバイトはいくつかしてきましたが、できる人/できない人の差は経験しかないと思う。

接客にしても色んなお客さんを対処したことがある経験

皿洗いにしてもたくさんの皿を相手にするコツを掴む経験

調理にしても混みいった注文をさばいたことがある経験

これらは長年働かないと出会うことのない経験だ。それは仕方ない。

しかし、Aさんの勘違いしているところは、「経験をかしこさに変換している点」

さらには、そのAさんの方法が一番よいと過信している点

Aさんの方法には共通点がある。

マニュアルで禁止されている事を実践している

・主目的は手抜きによる短時間

面倒なことに、Aさんには手抜きする/しないのラインがあるらしい。

先日私がある作業をマニュアルよりも少し丁寧な方法で行ったら、

「そうしろってマニュアルに書いてある?」と言い、事務所に置いてあるマニュアルを確認しだした。確かにマニュアルには書いていないが、研修中に習った丁寧な方法でAさん以外の上位バイトは皆知っている。

彼の頭には、

マニュアルに忠実な作業をこなすこと

・目に見えない部分で手抜きをすること

この相反する2つの目標があり、それを他の人が理解することが非常に困難。だから深夜バイトの定着率は他のシフトより圧倒的に低い。私も年内にはやめる。Aさんがいる限り深夜シフトは中堅レベルの人は現れないでしょう。

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