2010-07-28

授業中に脱ぎだした女がいた。

大学生だった頃の話。

僕が通っていた大学はいわゆるMARCHに属するとこ。

文学部なんだけど、その当時、自分の好きなことを追究できるコースが存在した。

そのコースに在籍している学生は、ちょっと変わった奴ばかりいた。

ヲタだったり、既に仕事をしている人だったり、ほとんど授業に出てないと思ったら“草”で捕まっていたり。

講義も、「アニメ論」「美少女戦士論」や映画を見たり、美術に触れたりと、

普通大学の授業とはちょっと違っていた。

卒業の際は、卒論卒業制作を提出しなければならなく、

僕はその当時は既に友人らとアパレルブランドを作っていたので、

そのブランドPVを作って提出した。

確か、その卒業制作の中間発表会だったと思う。

ある女子生徒の順番になったとき、教室にスペースができ、

真ん中にひとつだけ机が置かれた。

その女子生徒は本当にパッとしない女で、地味でかわいくなかった。

教室が薄暗くなり、窓もカーテンで閉ざされた。

気付くと、その子がシンデレラみたいな格好をして舞い踊り始めた。

バックにはCOCCOの『強く儚い者たち』が流れている。

その女子生徒は、中央の机の上に座り、

そのシンデレラみたいな衣装を丁寧に脱ぎ始めた。

音に合わせてゆっくりと脱ぐ女子生徒は、

いやらしくなく、綺麗だった。

下着姿になった女子生徒は、恥じらいもせず誇らしげだった。

曲がタイタニックテーマに変わった。

僕は唾を飲んだ。

女子生徒はブラジャーホックに手をかけ、

手際よく外した。

かなりの貧乳だった。

まな板に梅干という表現がぴったりだと思った。

さすがに下は脱がなかったが、

まさか大学の授業でこんなことが行われるとは思わなかったので、

貴重な体験ができたと思う。

その女子生徒は現役のストリップ嬢だったらしい。

卒業できたかどうかは知らない。

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