2010-05-03

2004ブラック外食からの旅 その5

http://anond.hatelabo.jp/20100503030808

〜第4章 恨みつらみの院生

完全に崩壊して、しばらくは無為な日々を過ごしたのですが、

自分は悪く無い」と言い聞かせるようになりました。

「あの会社が悪いんだ!!」と。。。

そこからは行動が早かった。とにかく、

なんとか「ブラック外食企業」を絞め殺したくて、

僕は労働政策をやっている大学院へ編入を考えました。

恨みのエネルギーは恐ろしく、大学までは勉強嫌いでなにもやらなかった自分

毎日12時間以上、英語経済労働法勉強に没頭しました。

自分属性としては、ノンポリなのですが、

社会人として自立しえかったルサンチマン

僕の心を真っ赤に染めていきました。

そんな勉強のかいもあってか、なんとか大学院合格しました。

すぐに先生に紹介してもらい、ユニオン活動に加わり外食企業組合員オルグ

団体交渉に何度か立ち会いました。

そして、院の終わる2年間の間に様々な酷い現場を見たのですが、

ここでいくつか解った事がありました。

情報弱者は圧倒的にブラック企業に食い物にされやすい

企業に対して大声で労働運動をわめくと、社会から批判される

●あくまでも被害者的な集団であり、労働者権利を守ろうとする人たちではない。

などなど。

そして、自分自身もいくつかの外食企業での労働者勝訴判決の話などを

聞いていくうちに、だんだんと興味が薄れてきました。

自分もあくまでも恨みを晴らしたいだけの人間だったのです。

先生からは博士に進む事をのぞまれましたが、

熱意も勉強へのコダワリも無くなっていたので卒業をすることにしました。

あれだけ毎日通っていたユニオンへの興味もまったく無くなっていました。

ブラック企業からのリハビリ法】

●(人によるとおもうが)労働運動に首を突っ込むのは有り。

●他企業の問題でも解決していくと、自分ルサンチマンが解消されていく。

労働法不景気護身術の1つ。

記事への反応 -
  • 最近、世の中をわいわいと賑わしているブラック外食企業。 じつはあまり今ほど世間を賑わしていなかった2004年、 同じような状況はすでにそこにありました。 自分が2004年当時、新卒...

    • http://anond.hatelabo.jp/20100503015637 (その1から続き) 〜第1章 研修そして配属〜 そんなわけで、無事に入社ができた僕は、やはり特になにも準備をせぬまま入社式を迎えました。 入社...

      • http://anond.hatelabo.jp/20100503021706 〜第2章 マシンな日々〜 放置された翌日、さっそく僕は「焼き場」に配属となりました。 焼き場とは、主に串焼きを焼いたり、魚介類を焼いたりする場所...

        • http://anond.hatelabo.jp/20100503025300 〜第4章 出社恐怖症&うつ病発症〜 入社して秋口を迎えたころ、僕は完全に一人で出社できない状況となりました。 朝、当時付き合っていた彼女に一緒...

          • http://anond.hatelabo.jp/20100503030808 リクエストがついたので、もうちょっと書きます。 結論が興味ある方からコメ頂いたので、とりあえず現在の状況は 普通の仕事にありついて年収も高くは...

            • http://anond.hatelabo.jp/20100503034646 〜最終章 普通の会社への就職の道へ〜 大学院卒業ころ景気がちょうど良くなって来ていました。 2〜3年続いた売り手市場の時期でした。 不況の就職...

          • お疲れ。で、傍観者というかお客からのリクエストとしては、2010年現在、30歳くらい?のロスジェネ真っ只中の、君の現況を知りたく思うなー。 結局その後まともな職を手に入れられ...

      • ●大きな声を張り上げさせる研修はヤバい。心が疲弊しますし、宗教的な雰囲気を受け入れるようになります。 確かに、悪用すればヤバイわな。 でも、接客業で大きな声が出せない店...

    • あと一年遅く生まれてくれば良かったのにな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん