千葉某所の職場からバスで30分弱の社員寮から出ることになったので、
遠くなるけど、もっと都会のほうに住むことにした。それがX年前。
山手線の内側。地下鉄の駅から徒歩3分の、そこそこ便利な立地。住宅とビジネス街が入り混じる。
途中から職場が都下に変わったので、ちょっと近くなった。通勤時間50分、乗り換え1回。
1日1時間の通勤時間増加は辛いかなぁと思っていたんだけれども、電車だと本が読めるんだよね。
家だとどうしてもネットに逃避しちゃうところ、電車だと妙な集中力が働いて、どんどん読める。
これは良い副産物だった。
仕事関係はこんなところ。
あとはプライベート。
出不精がかなり改善された。
前は、都内で飲もう!ってなると、帰りが大変だよなぁとつい二の足を踏んでしまったんだけど、
今はすぐ帰れるから(最悪タクシーでも)ハードルがすごく低くなった。
映画とか、20時半開始でも余裕で電車で帰れる。終電はあまり気にしない。
博物館とかに行くのも一仕事だったけど、今は金曜日の時間延長とかすごく便利に使えてる。
都内でコンサートがあっても、定時でさくっと終われば間に合うのが便利。帰りも楽だし。
行動範囲が広がった。選択肢が増えた。
寮にいたころは、家の周辺と、会社の周辺と、数駅先のショッピングモールと、たまに都内に出るくらいと
すごく限られた範囲だったけど、
今は通勤途中にちょっと下車してみたり、一駅足を伸ばしてみたりして、お店の開拓とかもできる。
本を買うにしても、池袋のジュンク堂&リブロか、新宿でブックファースト×2&紀伊國屋書店か、選ぶ余地がある。
家電もビックやヨドバシやヤマダもあるし、秋葉原に行けばジャンクだって買える。
夜中にお腹が空いたら、マクドナルドや松屋。コンビニも歩いていける範囲なら両手分くらいはある。
便利すぎてもう離れられないかもしれない。
でも、いいことだけではない。
物価が微妙に高かったり(すごく高くはない)、治安が微妙になってきたり(公園にホームレス)
それでも都会がいい。
自分にはここが合っていた。