めも
SK
ハフィル使用も徴収
Employee(てんぷらり)村内
IDPはNP
International Responseが比較的早く、また数も多いのが特徴
こんなに援助が殺到して果たして捌ききれるのだろうかと心配するくらい。
responseだけではなく、平時のCBDRMも。
災 害応急対応調査
災 害応急対応調査については、4月27日、29日にフ省の3つのパ イロットサイト村落にて、インタビューを実施した。水文気象局にてケ ツアーナ対応関連資料を収集した。
1. 活動の内容
・フ省の各パイロットサイトを訪問し、関連するリーダー格の住民から聞き取り調査を行った。
・フ省水文気象局において、警報文書の伝達について聞き取りを行った。
2.活動の成果
・Quan gAnコミューンのAn Xuan地区、Huong ThoコミューンのKimNgoc村、La Khe Bai村において、それぞれインタビュー調査を実施した。ケ ツアーナの被災から9ヶ月以上も経過していたため、記憶が薄れていることが心配されたため、個別面談方式はとらずに、ワークショップ形式で、お互いの発言に触発されるかたちで思い出してもらうように促し、自由に思い出してもらいながら、インタビューを進めた。目上の人間に遠慮して発言が出ない懸念もあったが、実際には多くの人が活発に発言していた。上位の行政レベルについては、フエ省DARDのCPからプロジェクト承認が降りない段階で新しい活動に予算をさけないことを理由に活動範囲の縮小を求められた。
3地区での調査を終え、現在、クァンナ 省に移動し、対象サイトの文献のレビューと準備をしながら、同時並行で今回3地区の取りまとめを進めている。調査者として率直な第一印象をいえば、対象コミュニティにおける強さとしては、過去の類似調査報告でも明らかなように、応急対応時の人々の結束力、助け合いの精神などがあげられる。避難のオペレーションなどの行動が適切なリーダシップによって迅速に実施されるため、人的被害はほとんどなく、事前に決めた役割分担などの計画性・実施能力において優れている。また家屋の仮復旧・環境の修復・片付けなどリカバリー段階における人材の豊富さなどがあげられる。
他方、対象コミュニティにおける災害脆弱性の中心問題は、情報インフラの不足、情報の不正確さ、家屋構造の弱さ、およびそれらに対する問題意識の欠落にあることが伺われた。例えば、ある村落では、避難所の屋根が老朽化しているのを知りつつ、計画で避難所に指定しているケースがあり、結果としてほとんどの村民が当該指定場所に避難せず、大半が近隣住宅に避難していた。台風により毎年のように省内で数100件の家屋倒壊が発生しているにもかかわらず、公助として解決策が十分にとられておらず、村落のリーダーが年次計画にもとづいて、暴風に備えた家屋の補強などを指示するにとどまっているようである。コミュニティが自らの脆弱性をどのように評価しているかは、防災計画策定にあたり重要な要素であるが、今回調査した地域にかぎっていえば、被害評価等を通じて、住民らは問題の所在を事実として把握しているにもかかわらず、原因分析というステップになかなか至っていないようにみえる。全体として、それらの問題に対する抜本的な解決を検討するなど、長期的な戦略を防災計画にフィードバックしている証拠がみあたらず、毎年の計画がとくに重点トピックもなく自動的に更新されている模様である。各人がやるべき業務分掌は周到に決めているが、目標管理的なマネジメントに乏しいといった印象である。これらはフ省PCSFCの報告書においてもDistrictレベルの報告書でも同様であり、いかなる事後報告書においても、プロトコルとして決まった様式にもとづいてなされるため、被災の結果だけは表示されるものの、原因の考察や将来必要な対策について公式に言及されることがない。
3.次2週間の予定
クァン ム省パイロットサイト2箇所、クァンガ 省1箇所において、コミューン事務所、住民や関係団体から聞き取り調査を実施する。