AppleはAppleだけが儲かればいいと考えているような印象を受ける。
例えば、お色気アプリの削除やFlashの否定とか。(いや、お色気アプリやFlashを否定する正当な理由があるにせよ、Appleの市場ではApple自身がサードパーティを敵視している印象なのはあまり否定できる人はいないのではないだろうか)
Intelといい、MSといい、Googleといい、Amazonといい、米国企業のサガなんだろうか、「みんなで幸せになろうよ(後藤隊長)」という思想がすっぽり抜けている感じがする。ある市場を独占して、一社だけがデタラメに儲かり、言い訳用の当て馬程度のライバルを生かさず殺さずみたいな勝ちパターン。
アメリカってやつは、共存共栄、即、共産思想へのアレルギーになり、それへの拒絶反応が凄いのかも知れないが、資本主義の限界ってやつがそもそもの今回の不況の原因であるとするならば、待っているのは自滅だけなんじゃないだろうか。
それならば、(悪い評判も多いが)君臨すれども統治せず、ともに共栄しようの楽天の方がまだましというか、一つのアンチテーゼとして存在すべきなのかも知れないとも思う。
もっとも、そもそも、インターネットというか、PCの思想がアメリカ製である以上、その呪縛からは逃れられないのかも知れないが、それでも、共生関係、共存関係、ウィンウィン(勝間和代)の方に時代は流れているような気もしなくもない。
あと、このままだとiPadもコンテンツ制作者が儲からない市場になるんだろうな、という直感は正直ある。その辺は、任天堂が陥っている罠にも共通する物があるのかも知れない。