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そういう高校は、中学の成績がオール1でも、入試で答案用紙になにも書かなくても入学できる。中学で試験をうけたことがなかったので、成績がないという生徒でも入学できている事例も紹介されている。
高校は勉強の場ではなく、18歳で社会に出るまでの猶予期間に過ぎない。働くわけにもいかないし、勉強してもしかたないので、つまり、宙ぶらりんな期間に、いちおう学校いってますというお墨付きをあたえる期間にすぎない。
中退率もすごい。あるクラスは入学時28人で、その年のおわりには10人減った。2年生以降はすこしはやめなくなるのだが、卒業するのは半数程度だそうだ。
もちろん、いきなり、そういう風になるわけではなくて、タイトル上著者は高校中退にフォーカスしているが、高校が問題というより、中学校のときからもうだめで、たいがいは小学生の2-3年生からもう勉強についていけなくなってしまっている。中学生までは義務教育で中退ということにはならないので、中学中退では本のタイトルにならない。だから高校中退としているのであるが、実情は小学校中退というのがふさわしい。
親が男のところに転がり込んだので、家を追い出された女の子とか。
もうめちゃくちゃ。
交通費がだせないので、自転車で1時間以上かかって通っている生徒や
体操着が買えないとか、
入学金の5000円が工面できないとか
そういう話になっている。
著者は貧困が連鎖することを問題視しているが、まさにそのとおりだ。