年末だからかな。ま、年末雑感だからな。僕はまだ死ぬには程遠い年齢だけれど、finalvent の物言いにはいちいちグサグサ刺さるな。
私がいつも変に思うのは、別れて、今はその人は好きではない、あるいは嫌い、というとき、過去の記憶でつぶやいたあるいは聞いた愛の言葉は、時間が経ったがゆえに嘘になるのだろうか。その時は本当の愛で、でも、それは今の想起では嘘なんだろうか。私は、この問題を考えると、実は、発狂しそうになる。
僕はその言葉や時間を『その過程で悔やみみたいな感情は摩滅してしまうか、ああ、ふっきれてよかったという感じ』には処理せずに、そのまま残してある。今でもどんな時でも泣くことができるし…それは言い過ぎだな。少しずつ摩耗しているようには感じる。それでも昨日の晩、目の前の女性を見ながら『僕はこの人をこれっぽっちも愛してないな』と思って酷く残念な気持ちになった。まぁこれも僕だよなと思って、今は放置してある。もしかしたらこれが離人的な感覚の一歩目なのかしらん。