2009-11-03

http://anond.hatelabo.jp/20091102172308

例えばエロとかグロとかアクションとか、とにかく下世話な大衆の求める欲望に忠実な、芸術性とはほど遠い低予算映画エクスプロイテーション映画とかグラインドハウス映画とかジャンル映画とかプログラム・ピクチャーって言いますよね。日本じゃVシネマヤクザものやギャンブルもの、それからアダルトビデオみたいなヤツですよ。新東宝ポルノとか。場末の、大阪だと新世界東映とか飛田シネマみたいな薄汚くてションベン臭い小屋で3本立てで適当にかかってるような。看板は当然手描きの泥絵の具なんかでね(笑)平日の昼間からおっさんがワンカップ持って映画そっちのけで呑んだり寝てたり、オカマの発展場みたいな場所になってたりするような。そういう場所にこそふさわしい作品でありジャンルであり、それに特化した内容ですよね。出てくる女はみんな犯される、とか(笑)

逆に言えば、こういう後ろめたいものだからこそ、多種多様な表現方法が可能なわけでしょう。エロゲーだの萌えで括られるものも同じですよ。表現規制の多い一般向けより、エロとかそれっぽい描写さえ出しておけばアナーキー自分創造意欲を満たすことができますし、専用のワークステーションがなくともフツーのPC環境があれば誰でも低予算で作れるんですから。

こういう状態なので、中には目を引く作品もあるかもしれません。しかし、いくつもの条件付で評価したり酷評しなくちゃいけないジャンルなのだ、と思いますね。

記事への反応 -
  • 萌えという定義やその周辺事象はかちっと捉えようがないです。気づいたのは、「萌え」に中心概念ってものがまったくないということ。共通理解とか共有体験のようなものと言い換え...

    • 例えばエロとかグロとかアクションとか、とにかく下世話な大衆の求める欲望に忠実な、芸術性とはほど遠い低予算映画をエクスプロイテーション映画とかグラインドハウス映画とかジ...

      • 規制が少ない、アナーキーなものであることの何が悪いのか、さっぱりわからない。 短歌や何かのような、一定の制限規則下での表現を楽しむことを否定するつもりは無いけれども、そ...

      • 例えばエド・ウッドJrの一連のゴミに等しい映画作品が、 「涙が出るくらいくだらなくておもしろい」 と一時期再評価されたことがありましたけど、作品そのものは当然おんなじなんで...

    • 萌えの根底には必ず擬人化で成り立っているんだ。 この擬人化、いわゆる「胸キュン」にちかいものを起こさなければならない。妄想と呼ばれる物な。これがいわば「萌え」だ。 かじり...

    • どうでもいいが、ガンダムと萌えを比較する人って俺の人生で初めて見た。そういう議論ってよくあるものなの? 私は萌え論壇もガンダム論壇も全く知らないけど。

    • 女性のオタクならわかりますけどね、アイデンティティと結びつけることは。周囲に合わせなきゃいけない自分と、例えばボーイズラブ好きな自分とのせめぎあいがあって、どうしても...

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    • 「理想の異性像」を二次元に投影する。 映画『ブリスター』で、山崎裕太*4演じるモデラー・ハサモトが 「フィギュアは美しくて当然なんだ。人間が理想と思う記号を集めた塊だからな...

    • 萌えは個人の趣味趣向にすぎないかと。逆にそれに過ぎないものがひとり歩きしてる感じもするな。テレビなんかで。 田舎に旅行行って、田んぼの横とかにトタンで囲まれた無人自動販...

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