2009-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20091102172308

萌え根底には必ず擬人化で成り立っているんだ。擬人化というか理想化というものか。

この擬人化理想化、いわゆる「胸キュン」にちかいものを起こさなければならない。妄想と呼ばれる物な。このときに発生した物が「萌え」だ。

かじり知識で済まないんだが「アニマ」および「アニムス」を勉強した方がいい。「アニマ」とは男性から見た理想女性像であり、「アニムス」とは女性から見た男性像になる。理想キャラクタを組み上げようとすれば分かるんだが「アニマ」および「アニムス」に近い形になる。たとえば、俺などこの文体もそうだが、しばしば俺は女性を演じたくなる。しかし、それを一カウンセラーの客観で捉えて貰った場合「アニムス」に似たものと評価を貰えた。つまり、俺の理想型は「俺の女性像=女性から見た男性像=腐女子の好きな男性キャラor気(我)の強い女性」になったと言うことだ。俺だったら「萌え」はバイセクシャル気味な感情であり、対象物もそういう物から引き出されやすい(ショタ執事大好きだもんな。無理に女性に歪めてるもんな/男優役のおんにゃのこにはぁはぁ)。

「アニマ」および「アニムス」というのは一種の理想型だ。たとえば男性が少女を率先して引っ張りしたい人は幼い子に萌えを抱きやすい。逆に男性自身が率先されたい場合の「アニマ」はお姉ちゃんという寸法。このどういう物なのかという部分がいわば属性なわけで、好みに近い。好みに近いのだが、こころの奥底で求めている何かがあるから造形が組み上がる。これをいわば「萌え」というわけだよ。かなり好い加減で的外れに近いんだろうが。

つまり、「萌え」っていうのは理想の異性に近いって事なんだ。これは別に知らなくても分からなくても発生する。何となく一目惚れで「いいな」と思った物によちよちよっていくと大量の男やら女やらが祭り上げて競争していることもしばしばだ。だが、これは偶像であり架空の産物であるから発生しやすい。リアルももちろんいるんだが、この際、その話は置いておく。つまるところ何が言いたいのかと言えば、「萌え」とは理想モデル化を起こすための原動力なんだ。恋愛感情でも性的感情でも良い。どちらとも当てはまるときもあれば片方の時もある。広義の場合はもっとアバウト。そのどちらでもないときにも使われる。猫が可愛い、犬が可愛い、なんかいやされる。それもまた「萌え」だ。

これを俗に私たちは「恋」といいまた「愛」というのだよ。



で、OK? 細かく考えたいようにみえたから好い加減な解説をしてみた。まあ、萌え要素がある人とか言われたら、理想に近い人でFAっす。

記事への反応 -
  • 萌えという定義やその周辺事象はかちっと捉えようがないです。気づいたのは、「萌え」に中心概念ってものがまったくないということ。共通理解とか共有体験のようなものと言い換え...

    • 萌えの根底には必ず擬人化で成り立っているんだ。 この擬人化、いわゆる「胸キュン」にちかいものを起こさなければならない。妄想と呼ばれる物な。これがいわば「萌え」だ。 かじり...

    • どうでもいいが、ガンダムと萌えを比較する人って俺の人生で初めて見た。そういう議論ってよくあるものなの? 私は萌え論壇もガンダム論壇も全く知らないけど。

    • 女性のオタクならわかりますけどね、アイデンティティと結びつけることは。周囲に合わせなきゃいけない自分と、例えばボーイズラブ好きな自分とのせめぎあいがあって、どうしても...

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    • 「理想の異性像」を二次元に投影する。 映画『ブリスター』で、山崎裕太*4演じるモデラー・ハサモトが 「フィギュアは美しくて当然なんだ。人間が理想と思う記号を集めた塊だからな...

    • 萌えは個人の趣味趣向にすぎないかと。逆にそれに過ぎないものがひとり歩きしてる感じもするな。テレビなんかで。 田舎に旅行行って、田んぼの横とかにトタンで囲まれた無人自動販...

    • 例えばエロとかグロとかアクションとか、とにかく下世話な大衆の求める欲望に忠実な、芸術性とはほど遠い低予算映画をエクスプロイテーション映画とかグラインドハウス映画とかジ...

      • 規制が少ない、アナーキーなものであることの何が悪いのか、さっぱりわからない。 短歌や何かのような、一定の制限規則下での表現を楽しむことを否定するつもりは無いけれども、そ...

      • 例えばエド・ウッドJrの一連のゴミに等しい映画作品が、 「涙が出るくらいくだらなくておもしろい」 と一時期再評価されたことがありましたけど、作品そのものは当然おんなじなんで...

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