これは、超美人にアプローチされているものだと思い込んでいたがダメだった男の記録。
長いけど恋愛をデジタルに考えている人には役に立つと思う。俺の屍を越えて行って欲しい。
あ、超美人は本当に超美人だったので、野生の上戸彩みたいなのを思い浮かべるとよい。
事の起こりは数ヶ月前、ひょんなことから共通の友人を介して4人で昼飯を食いに行くことになった。全部で7回会った。
一回目。
初対面だったが超美人が似た仕事をしていたこともあり、話はとても弾んだ。
その昼飯時の僕は冴えていて客観的に面白い話は提供できていたのもあるが、超美人が向こうからやたらと目を合わせてくる。普通は目が合ったらしばらくしたら離す、というのを日本人なら無意識にやってると思うんだけど、そうじゃなくて明らかに長時間。僕は僕の感覚で視線があったあとしばらくして視線を外し、さらに次のタイミングで超美人をみたりするわけだけど、そのときにまだこちらを見続けているくらい長時間。やたら長い。
さらに会話だから常に最高に面白い話ができる訳ではなく、「これを言ったら小~中笑いくらいだろうなー」と思いながら喋ることが多々ある訳だけど、そういうレベルの話でも超美人はすごい強度の笑いと長時間視線を返してくる。
実際他の二人は微笑くらいで止まっているにもかかわらず「増田君おもしろーい!」と言いながらすごい大声で笑う。なにしろ昼食の次に行った喫茶店で店主から「他のお客さんもいるから静かにしてください」とわざわざ注意を受けたくらい。
その日は昼食+喫茶店で終わったわけだが、帰る直前に「良かったらアドレス教えてー。楽しすぎて思わず聞いちゃった」と言われた。超美人には彼氏はいるがちょっとだけ上手く行ってないっぽいという話題も出ていたし、とりあえずキープして何かあれば乗り換えくらいのことは考えているかもしれない、と思いながらメアド交換。
個人的には楽しかったけど彼氏もいるし、こちらから誘うつもりはなかった。しかし帰宅数十分後にメールが来て、明日のみに行きましょう、とのこと。超美人はもともと友達Aと飲みにいく予定だったらしく、それに参加してくれと。3人で飲みに行くことに。
二回目。
店を変えながら4,5時間飲んだわけだけど、このときも相変わらず長時間視線と高強度笑いは繰り返してくる。また会話の端々に「増田君なんでこんなに面白いのw?」「お腹いたいーww」「すごい楽しいね!私たち気が合うね!」みたいなセリフをガンガン入れてくる。そして帰りのタクシーでちょっとボディタッチしてみると、同強度のボディタッチを返してくる。
こっちとしてはこの時点で「あーオレに惚れてんな」という感想。
三回目。
またメールが来て、数日後に飲みに行くことに。今度は超美人の友達Aに友達Bを加えた4人で。まだ二人で会わないのかな?とちょっと疑問には思った。
まあ超美人は同様に長時間視線とか高強度笑いを駆使しているし、さらに「増田君の好みの女の子は??教えて~」と訊いてくる。超美人のペースに乗せられすぎかなーと思って試しにスルーしてみると、数分後にまた同じ質問。今度は「面白いやつ、かっこいいやつ」と超美人には当てはまらないフレーズを使ってみると「Bはかっこいい娘だよ」とちょっと残念そう。萌える。
その日Bはかなりテンションが高く、割とみんなBの意見に従うような形で動いていたのだが、僕がごく弱い強度(会話の流れで全く無視しても問題にならない強度)で別の意見を言うと、超美人はわざわざその発言を拾って場の総意になるように空気を持っていく。
さらに会話の流れとして少し不自然だったにもかかわらず「わたし増田君大好きー」と言われたり。もちろん友人として、というニュアンスは含めてはいたが。
他には、その店で売ってた小物がかわいいと買ってしかも一つ自分にくれた。「おそろいだねw」というセリフとともに。
またみんなで手を繋ごうという流れになったとき、手を繋ぐだけじゃなくて体をこっち側に寄せてくるし、他の二人がもう手を離しているのに「楽しいね~w」と離すそぶりはない。
この時点で僕は勝ったも同然だと思っていたし、むしろあまりのアプローチっぷりにちょっと引いていたくらい。いつでも付き合えそうだから、より主導権を握るにはどういう付き合い方がいいかなーと考えていたりした。
4回目。
何度かメールをやり取りして、二人で晩飯を食べにいくことに。長時間視線はあったけど、そういや高強度笑いはなかったか。まあ二人で落ち着いてご飯食べてるんだし、マイナスには感じなかった。超美人がその日は夜勤だったので、飯→飲みには行けず。まあでも直後に「飲みに行けなくてすごく残念」という内容で絵文字に溢れたメールが着たので着実に関係進展はあったと思っていた。
5回目。
こちらから誘って焼肉を食べに行くことに。二人で、というニュアンスは含めたつもりだったが、超美人が友達Aを誘いたいと言ってきた為、強硬に主張するのも良くないかと思って同意。
この日から明らかに視線も笑いも減少。普通に友達3人で飲んでいるくらいの盛り上がりで、まあ楽しいんだけどそれだけ。帰りのタクシーで座る位置も明らかに遠い。こっちから積極的に行かないとヤバイと思い始める。
6回目。
5回目の時点でもうダメっぽいとは思ったものの、守るもんないしフラれるまでやったらいいやーと思って誘う。二人でというニュアンスを強めに出しながら飲みに誘うも、「言われる前にBちゃんに話しちゃってて一緒に行きたいねーっていう感じになってたの」というメール。ここが踏ん張りどころと思い
「オレは超美人ちゃんと二人で会いたい!!!(ハートとか星とか)
(数行空けて)
というメールを送った。Bちゃんの性格のせいでという体裁は取っているものの、明らかに恋愛関係を進展させたいというメッセージを読み取れるように作った。
しかし「もともとその日はBちゃんと遊ぶ約束だったし、お願い!」みたいなメールが返ってきて、これは厳しいなーと思いながら承諾。
結局その日も向こうからのアプローチは全くなく、こっちから色々振ってみるけど反応ナシ。帰り道で手を繋いでみたが振り解かれはしないもののすごく硬い。帰宅後にダメ元で「今日は有難う!今度は二人で飲もう!」みたいなメールを送るも返信ナシ。
あ、無理。彼氏とうまく行き出してもう僕には目もくれなくなったのかなという感想。
7回目。
敗戦濃厚だったからもう会わなくてもよかったんだけど、その日は6回目より以前から遊ぶことになっていた。超美人と友達Aがゲームを教えて欲しい、とウチに来た。僕の友達C(男)も含めて4人で遊ぶことに。
僕と友達Cが教師役でいろいろ教えたのだが、超美人の振る舞いが興味深かった。
ここで友達Cのスペックが重要になってくる。Cは超絶イケメンでもブサメンでもなくあくまでフツメンで、話せるヤツだが特別面白いわけでもなく、何か一芸があるわけでもない、同じ仕事をしている同期だ。顔の系統も僕と似ている。つまり何が言いたいかというと、スペック的に僕とほぼ同じ、ということ。
にもかかわらず超美人は、Cの説明に大いに頷き、長時間視線を駆使して、まるでアプローチしているみたいだった。Cも「やたら目があってドキドキした」と言っていた。ちなみに僕には普通の友達と目が合う程度よりも目が合う回数は明らかに少なかった(これは迫ってくる男を袖にする態度として妥当)。
初対面の男には言い寄るような態度を取って近づき、距離感が丁度よくなったところで留めるシステム。最大のメリットは味方を大量に作れることか。あのデカイ両眼で見つめられて敵になる成人男子はいないだろう。しかもあの美人度だからシステムの起点となるアプローチも大概成功するだろうし。なんと出来上がってる構造。いったん距離感が固められると、僕からの影響なんて全く受けてなかったぜ。
多分付き合うための方法はおそらく3種類。
①システムのなかで超美人のお眼鏡にかかったやつが釣り上げられる。
②最初はシステムに乗るが距離感を固められる前にSEXか付き合い宣言までもっていく方法。
③システムに乗らずにこっちのペースで一から運んでいく方法。
http://anond.hatelabo.jp/20091024122041 お前童貞だろ それにフツメンといいつつ、イケメンだと自惚れているんじゃないか 超美人は自分が美人だとわかっているから、そういうしぐさで今まで...
えーと、ネタだよね?
この超美人は、ただ男を落として遊んでるだけ。 そして元増田は評論家気取りで分析した気分になって自分を慰めてるだけ。
男どもは、女のふるまいにあれこれ理由付けたりしてみっともないってだけだろ。