マニフェストを掲げて選挙に勝っているんだから、マニフェストを実行する方向で動くのは当然。
ただ、民主党が国民の全てがマニフェストの全てを受け入れていると錯覚して行動するのは問題だし、
マニフェストの部分部分に反対する人間を悪しき抵抗勢力と決めつけて行動するのも問題。
民主党は、選挙が終わっても、国民に政策の説明をし続けるべきだ。
CO2の25%削減を世界に約束するより先に、もっと国民に理解を求める行動があっても良かったと思う。
なぜならこの政策は、痛みを国民に押しつける可能性が高いものだから。
「痛みを伴う構造改革」とか主張すればいいってわけじゃないけど、
「決意を述べたら世界に褒められちゃった」の前に国民に「皆さん協力お願いします」が先だと思う。
説明は選挙で終わったと考えてそうなところが危うい。
八ツ場ダムの問題は……あまり一緒にしたくないんだけど(何故なら個人的に100%住民側が折れるべきだと考えてるから)、
一応同じレイヤーで語れると思う。
ダムがムダなもので「中止するほうが金がかかる」のが嘘なら、断行すればいい。それはいい。
でも地元の人にとっては生活に関わる大きな問題なわけだから、
何の話し合いもせずに先に中止だけを明言じゃ、住民はバカにされてると思っても仕方ない。
結論ありきだとしても、先に協議して、詳しい補償内容も一つの案として先に打ち出しておくべきだった。
マニフェストだから必ず行う、という姿勢なのはわかるんだけど、マニフェストを実行したいと思うならそれこそ、逆にもっと丁寧であるべき。
まあ、前原さんはなんというか、気持ちが前にでるとうっかりしちゃう人というか、そういうところがある。ってのが偽メール事件のときの印象。
野党の時はそれでも良かったのかも知れないけどね。
政策面での民主党支持をやめる気はないけど、だからこそもっと巧くやってくれんかなーと思うことしきり。