就職して1ヶ月。
ジャスト五月病タイミングで例に漏れず毎日気持ちがオチっぱなしだ。
今まで僕はずっと、自分のやりたいように、好きなようにやればいいと思っていた所があって、
やれ成績が、とか、友達が、とか、全然気にしないで育ってきたし、
家族も、数少ない友人も僕のその性格を受け入れてくれる、甘ったるい環境に漬かりきっていたせいもあって、
毎日人と同じスーツを着て、誰にでも出来る作業をただ黙ってこなすだけの生活に何の意味があるんだろうって
割と多くの五月病患者が行き着くだろう悩みに打ちのめされてる。
今の会社は自分から選んで入った訳じゃない。いや、最終的に選んだのは僕だけど、
好きな事だから、やりたい事だから、っていう理由で入った訳じゃなくって、
とある縁があって知り合った人に 君ならできる 君に任せたいって
ひどく期待されて、その期待に応えなきゃって入った会社が今の会社だ。
その会社は派遣業のような業態で、システム構築・保守を請け負ってる会社。
未経験のまま、何の知識もないまま、僕は社会人の8割が知ってるであろう、
大きい大きい会社に送り込まれた。
見た事もない聞いた事もないプログラム言語を書く仕事が僕に振られた。
一緒にチームを組む太った男性職員は、僕が未経験なのを知っているから、
とても優しくしてくれる、してくれるけど、目の奥で、「ハズれクジを引いた」って顔をしてる。
それに太った先輩は毎日すごく忙しそうで、連日連夜残業して、寝る間がないって愚痴ってる。
それなのに定時で帰らせられる自分が貢献できてないな、不甲斐ないな、頼り甲斐ないなって、
とにかくミジメな気持ちになる。
仕事を早く覚えなきゃ!って一生懸命になってみても、うーうーうなって考えてみても、
なじみのないプログラムは頭に全然入ってこないし、
先輩に質問しにいかなきゃ行けないって分かってるのに、忙しい姿を見ていると、
そうする事もできずに、ただただ毎日モニターを見つめてるフリをして日が暮れるのを待ってる。
やればやるだけ、ヒラメキがあって、自分の血に、骨にフィードバックされていく感じがとても心地いい仕事。
最初はこっちを遮二無二頑張って心の安定を図ろうと思ってた。
でもやっぱり僕はそこまでタフじゃなくって。
毎日日が昇るまで作業して、睡眠時間2時間とかの日々を繰り返していたら、
やっぱり息切れしてしまって、納期を守る事ができなかった。
本当に最低。最低だよ。
無理難題を押し付けられても、お姉さんと一緒に愚痴りながら、怒りながら
励ましあって、いろいろな山場を乗り越えてきた。
いつの日からか僕はすごいあなたに惹かれていました。
高校生の頃から、人のことを好きにならなかった僕に残されていた
ほんのちょっとの人間らしさをくすぐって、すごい勢いで自分の中に懐かしい気持ちが
燃え上がりました。
3時間寝れる!って日もあなたのせいで2時間になったりもしました。
もっと話をしたいな、会いたいなって思いました。
でも、あなたに彼氏がいるって実は知っているんです、今日電話したときも
隣に僕じゃない誰かがそこにいたのも知ってるんです。
だから僕はこれからもあなたの同僚でいます、黙ってます。
今すぐにでも、電話口で好きです!ごめんなさい!ってやり取りをして、
一思いに僕の気持ちを殺して貰いたいですけど、それができない臆病者なんです。
きっと、あなたの隣にいるのは、それが出来る男性なんだって思います。
そうであって欲しいと願います。しあわせになってね。
さて、ウジウジとネットの片隅で吐き出せることを吐き出したら、気持ちが落ち着いてきた、
こういう場所があってよかった。
まだ書こうと思っていたことはあるけど、気持ちが晴れてきたからここら辺で切り上げることにするよ。
もう2度とお世話になりたくはないけど、気持ちがオチたらまた来ると思うよ、じゃあね。