2009-03-16

快楽原則2

ロハス健康志向の僕はいつもリコピンいっぱいのトマトを食べていた。

なぜかみんなが食べるそれと一つ違う事は僕のトマトは体に変化が訪れた。

トマト燻製にし、トマト特有の甘さを楽しんでいると、より食欲が湧き、他の食べ物への興味が尽きなくなり、

のどごしすっきりのコーラは肩まで炭酸がやってき、白米を食べるだけでも、農家の方々への感謝で涙かあふれそうになり、100円程度のチョコレートゴディバに変化した。

こんな美味しいトマトを独り占めしたかった。

欲深い大きなお友達にばれると勿体ないし、外だと害虫に狙われるので、誰にも渡したくない秘密トマトは家で水耕栽培をしていた。

トマトの種は日本では独占企業が寡占しているようで入手が難く、格安の航空券で種を買いに海外まで出かけた。自由競争はすばらしい。

なぜか、日本に戻ると空港では可愛い犬がしっぽを振ってやって来て、空港の職員さん達が別の部屋で手厚いおもてなしをしてくれ、VIP待遇で僕の荷物の検査をしてくれた。

隣の部屋から聞こえる声では外人が職員さんに何か発見されたらしく、大きな声で叫んでいた。同じ別室だが僕とは全く違う待遇で気の毒だった。

日本空港こうやって安全を保っているのかと本当に感心した。

職員さんはカバンの隅々まで確認してくれ、僕の安全を保証してくれた。

トマトを栽培するには、肥料以外のほぼ100%は東急ハンズで揃う。

植物に土は不要で、水と酸素栄養と僕達の真心があれば、僕の学歴が低くても立派に実を付ける。

みんなは知らないと思うから教えてあげるけど、毎日話しかけたりしなくても全く問題ない。

水田はいつも水に浸かっているが、根が腐らないのは水分に酸素が十分にあるからで、

それと同じ原理で500円くらいの花を植えるプランターに肥料が入ったたっぷりの水と金魚のブクブクだけで植物はすごいスピードで育つ。土は不要。

トマトはちょっと馬鹿で一日の日照時間から季節を判断しているようだった。

1日24時間人工的な太陽を当てると、3ヶ月もすれば部屋の中でびっしり枝が生えるので、

タイマーで8時間ぐらいで電気が切れるようにすると冬が近づいたと思うらしく、美味しいトマトが実り始める。

楽しい収穫の日は、先祖代々伝わる仮面を被り、収穫祭を行う。

残ったトマト冷凍庫で保存をし、時々ご飯のおかずにした。

彼女が出来た時に初めて部屋に遊びに来たことがあるが、部屋の一角でびっしり育つトマトを見て絶句していた。トマトなのに。

その後はいろいろあったので、トマトは破棄してしまったが、あんな美味しいトマトを後にも先にも口に出来ないのが残念だ。

http://anond.hatelabo.jp/20090108011802

記事への反応 -
  • 毎週フリスクを食べていた。 なぜかみんなが食べるそれと一つ違う事は僕の買っていたフリスクはいろんな模様があり、コンバース、ナイキ、シャネルなどいろいろな刻印があった。 ...

    • ロハスで健康志向の僕はいつもリコピンいっぱいのトマトを食べていた。 なぜかみんなが食べるそれと一つ違う事は僕のトマトは体に変化が訪れた。 トマトを燻製にし、トマト特有の...

    • ヘイ!石田衣良っぽいぜ。

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