この件については「犯罪者を叩き出せ」と言ってる奴らが100%バカだと思ってる。
最高裁まで争ってダメだと言われたことの重みを理解し行政は粛々と処分を遂行せよ、
ということ自体は俺も否定はしない。
しかし、なんで今回カルデロン一家がこれほどの支援を集めているかといえば、
少なくとも日常生活においては彼らが「善良かつ模範的な市民」としてふるまい、
職場や地域住民の信頼を得たからであって、というところもポイントだろう。
単に一家離散の悲惨を訴えるだけなら、こういう支持は集まらない。
そのことを考えればだ、今回の例を特例にすることは、バカどもが吼えているように
「密入国者不法入国者が欣喜雀躍する」ということには必ずしもならんだろうと思う。
というより、たとえそういう連中が跳梁跋扈したとしても、彼らがみな職場や
地域社会で模範的にふるまうことのインセンティブが発生するのだとすれば、
それは悪いことではないだろう。
「正規な手続で入国し在留許可のもとで在住している外国人に示しがつかない」という意見もある。
しかし、見た目でそれが判別できるのか?
カルデロン一家に対する偏見の目が、バカどもが吼えるところの「善良な外国人」に向けられないとは
とうてい言えないと思う。
「外国人」どころか「日本人」である「中国残留日本人孤児」の二世三世たちが「日本人に対する怒り、団結、権利」を
グループ名に暴走族「怒羅権」を結成したということの意味を考えた方がいいんじゃないのかな。
wikipedia - 怒羅権
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%92%E7%BE%85%E6%A8%A9
マイノリティ、移民が社会の中でどうふるまうかは、マジョリティの側によるところが大きいとは言えると思うよ。
と、ここまで書いてきて話を戻すんだが、じゃあ、父親は覚醒剤の密売で逮捕され、母親は売春で摘発され、
それぞれ強制退去させられるが、娘は日本に身よりもあり母国の言葉は話せず戻すわけにはいかない、と
なったとき、俺がカルデロン一家を支援するようにこの一家を支援できるか、といえば、たぶんできない。
この場合だって、両親がそうせざるを得なかったのは日本の政策に原因があるからだとして、支援を行う
ひとたちはいるだろうけれど、その広がりは明らかにカルデロン一家よりは小さなものになるだろう。
でもさ、一家離散の悲惨さは同じわけで、どちらも等しく支援できなければ自称中立の妖怪どっちもどっちになるわけですよね。
卵がどれだけ間違っていても、壁ではなく卵の側に立たなければならない。
それは俺にはムリだし、だとすれば俺はそのときはバカウヨであらざるをえないわけです。
正直、こんなときはどうしたらいいんだろうと、d:id:mojimojiさん、もしくはd:id:isikeriasobi先生にお伺いしてみたい。
じゃあ、父親は覚醒剤の密売で逮捕され、母親は売春で摘発され、 それぞれ強制退去させられるが、娘は日本に身よりもあり母国の言葉は話せず戻すわけにはいかない、と なったと...
他人のパスポート使って不法入国してる時点で善良じゃないんだよ。オーバーステイ程度ならまだ同情の余地もあるのだけど。 その時点で既にイリーガルな存在である両親が、子供を...
http://anond.hatelabo.jp/20090313000844 http://www7.atwiki.jp/epolitics/pages/237.html の上の方に書いてあるように、 入管実務では「在留特別許可」を認めるための細かい内部基準がありますが、一家全員...
http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan25.html を読んだんだが、 双方ともに外国人 不法滞在だけでなく不法入国及び不法就労 子供が小学生もしくは中学生 で親に在留許可が下りた例がないんだが...