おた中学生~大学生、時にはおたママさん等と関わったりしているんですが、皆本当に素直で前向きで、何より元気で向上心が高く、友達想いの子が多い。
確かに "いい部分"を見ようとしてしまいがちですが、ダメなところもある。例えば、無愛想の子や、自己チューでKY(空気読めない)な子もいるし、マナーを知らない子もいます。
ただ、何万人というおたくと接してきた私からみると、それは少数ですね。
格好や顔でごまかされがちですが、彼(女)達の大部分は、色んなことを考えています。生きることにネガティブですし、人間関係にも気を配ります。 だからなのか、「経済効果100億」をもたらすといわれるニートもいたり、ブログアクセス1日200万PVを超えるような注目の人物が出てくるのだと思います。しかし、少数派の行動がどうしても目立ってしまい、おたく全体のイメージをよくないものにしているのでしょう。
「怖そう」
「悪いことしてそう」
「何も考えて無さそう」
聞こえてくるのはそうした声・・・。果たして、おたくたちは自分たちのことをよく思っていない人たちに対して、どう思っているのか?
集まった意見で上位に入ったのは下記のようなものでした。
「見た目や話方で悪口を言われたり、勝手な判断している人には解ってもらえなくて結構です!!」
「嫌いならシカトして下さって構いません!」
「別に気にしていません」
おたくの子たちの生活や交友関係には、強いテリトリーがあります。
当然ですが、「おたくを認めていない」人たちや、おたくから見て信頼出来ない人たちは彼(女)達の世界には絶対入れず、「招待されたモノ」のみ"おた世界"に入る事が出来ます。
例えていうなら、一見さんお断りのバーや、紹介者がいないと入れない"mixi"の様な世界です。
ただ、ひとたび足を踏み入れると、初めて会った子同士でも認めあい、すぐに仲良くなれます。「社交辞令」みたいなものが一切無い、「身内」同然の関係ですね。
おたくたちは決して友達の数を競っていません。「誰かに自慢したくなるようないい仲間」がどれだけいるかが彼(女)達のステイタスだといえるでしょう。よって、仲間意識や情報共有力などが強まり、ひとつの強力な「ネットワーク」が完成するのです。
そう簡単には理解いただけないとは思いますが、彼(女)達自体はそうしたことを一切、気にしていません。ある意味、不器用でまっすぐなんですよね。