2008-12-30

卑しくもクリエイターを名乗る者ならば、是非魂に刻んでおきたい十の心得

ちょっと前に話題になった西尾維新のクリエイター十戒のパロ

一、己の創造物を作品と言いはれ(自分の創った物にプライドも持てないのに他人に見せようとするのは思いあがりも甚だしい)

二、他者の創造物を積極的に批判すべき(批判批評は己の観察眼を養う訓練にもなる。また、他人に敵愾心を抱くことはモチベーションアップにも繋がる。)。

三、創造にじっくり時間をかけろ(『急がば回れ』だ。作品完成後に一晩以上寝かせることで新たに見えてくるものだってある)。

四、己の創造物を懇切丁寧に解説しろ(お前の崇高な理念や深い暗喩や示唆なんて誰も理解しちゃくれない。ヤツらは馬鹿だ。上っ面を撫でるだけで、実際何も考えない。ましてやお前が伝えたいことなんて一パーセントも理解していない。考えてもみろ。なんで「製作者への直接インタビュー」記事があんなにもありがたられるのかを)

五、自分のほうが先に考えていた、と主張しろ。そして自分が先に行ったかのように装え(仮にそれが嘘であってもだ。創作政治だ。歴史改竄は人類に許された最高の芸術だ)。

六、昔から温めていた発想を使用しろ(何年も置いて尚斬新に見えるアイディアこそが受け手が求めるものだ)。

七、失敗したら言い訳しろ(負けは認めるから負けになるのだ。諦めが早い良い子ちゃんは生き馬の目を抜く創作界隈で生き残れない)。

八、受け手を批判しろ(馬鹿馬鹿と言って何が悪い? 好みが合わないのなら早々に離れた方が互いのためだろう?)。

九、受け手は選べ(下手な人間に目をつけられると君の作品多分に曲解されて世間に伝わってしまう恐れがある。それで君は幸せなのか?)。

十、造物主であることを自負しろ(一におなじ。常に誇りを高く持つべし。)。

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