一時期、ゾンビのことばかり考えていた。
ロメロ監督の名作「ドーンオブザデッド(ゾンビ)」を観てからだ。
もともとホラー系が苦手で、特にハマったりはしなかった。
盛り込まれ、恐ろしいほど名作だったのだ。
そんなの全然気にならないくらい、ものすっご面白かった。
そして、一時期は「俺がこの終末世界に居たら、こう行動する」などを
ずっと頭の中でシュミレーションしていた。
友人と御飯を食べながら、でも頭の中はゾンビのこと。
夢の中でもゾンビのこと。
「くさりかたびらを全身にまとえばゾンビにかまれても平気じゃね?」とか、
防御方法をずっと考えたりしていた。
武器は銃+槍系だろうか。カーズみたいに手に剣をくっつけるのもできたらいいな、
とか真面目に考えていた。
そうしているうち、ゾンビ系映画をいくつも観ている自分が居た。
28日後。
28週後。
デイオブザデッド。
REC。
ダイアリーオブザデッド。
アイアムレジェンド。
ドーンオブザデッド(リメイク)。
ショーンオブザデッド。
バッドテイスト。
いくつか名作とも出会ったのだが、
数百年後、ボッカチオのデカメロンみたいに、
それほど、ゾンビのことしか考えられなかった時期がある。
・・・いかんね。