2008-11-25

賃貸担当不動産屋、として言いたい。

ホッテントリを受けて言いたい。

注意!以下に記載する事柄は、主観であることをご了承ください。同意されない業者さんもいらっしゃることでしょうが、これは飽くまで増田主観です。

アナログでしかできないこともあると思う。

web上で賃貸物件を探すのには、たくさんのメリットがあることだろう。だがしかし、賃貸を主にやっている不動産屋を侮らないでほしい。

ネットで仕入れた情報を熱心に語り「このあたりで×万円の部屋があるはずなんですけど」という客は割といる。そして割と困る。だいたいが、そのような情報を載せている賃貸業者は、我々(地元不動産業者)とあまり係わりのない××や××なのだ。(大手不動産チェーンなので名前は伏せる)そしてそれは釣り物件や、貸して良いような部屋ではないことが多い。地元業者の客あしらいはひどい、と思われるかもしれないが、こちらだって「それはちょっと」と思う物件は紹介したくはない。そしてそんな部屋を実際に店もしないで、ネットでつられた客に契約させる大手業者も実際いるのだ。それでも非アナログが良い、と言われるならそれまでだが、私は自分が紹介する物件には一応自信を持っている。自分では見たことが無い物件でも、外観や元付業者を知っているから、目の前にいるお客さんにはこれが良いだろう、と思って紹介している。もちろん、紙の物件図面を見ながらだ。

要は目的好み

広域で探す場合や、遠くの街に引っ越す場合は、ネットであらかじめ探しておいた方が便利だろう。だがそれは、相場を見る、ということだけではなく掲載している不動産屋を探すためだ。

地域にもよるが、地元業者しか知らない物件というのはある。そして同じ区でも町単位情報に強い業者、というのは違ってくる。たとえば、あなたがA町で部屋を探しているとしよう。そして駅近くの我が社に来店された。我社は同じ区内にあるが、どちらかと言うとB町に強い。そんな時は、A町に強い業者に直ちに照会する。地元に根付いた業者ならどこでも当たり前にやることだ。

ただし、そういった地元密着型を好まない人も最近は多い。そういう人はやはり、ネットで探し、大手業者で契約すると良いのではないだろうか。

注意

「既に申込が入っているので、今日中に決断してください」

こんなことを言う業者は、信用してはいけない。

まず、申込が入っている物件の時はお客様内見の前にその旨を伝える。申込が既に入っていますが、それでも見ますか?と訊かない業者はあまりいないだろう。それを確認せずに案内する業者は良心的ではない。

あと、ネット物件が気に入った、と伝えたらすぐに申込をさせる業者も信用しない方が良い。絶対に、部屋を見ないで申し込む、ということはしてはいけない。後々トラブルを招くことになるだけだ。

部屋探しはタイミング

探したい部屋の条件を我々に託して、何ヶ月か探してみても気に入った物件が見つからない人もいる。気まぐれで来店されて、たまたま空いていた物件を見に行き即申し込む人もいる。タイミングが良かった、としか言いようがないことが多い。あなたが部屋探しでうまくいかないのは、たまたまタイミングが悪かったのだ。

不動産営業はDQNだらけではない。

そういった人だらけの地域もあるだろうが。少なくともそれは都心ではあまりないだろうな。

  • 良かった。半分くらいは認識があってた。 それを専門にしている人が、自分らみたいな素人が調べられることを調べていないはずがないと思っていたんだ。 あの記事はさすがに上から目...

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