2008-10-27

ひとつの個別事例として

http://sankei.jp.msn.com/life/education/081026/edc0810262325003-n1.htm

学校ランク付けが話題に出てたので。

一般論には成り得ませんが、ひとつの例として私の出身小学校を挙げますと

私の地元のように一学年の児童数が一学級で済んでしまうような学校で、農家が多く、教育に熱心ではないというか勉強学校に任せておこう、わざわざ遠い私立中学を積極的に選ぼうとしない、という家庭が比較的多い中で、子供の移動手段である歩き・自転車で通える範囲内に学習塾進学塾などなく、あったとしてもお寺での習字ソロバン教室、手の空いた主婦の方たちによる簡単な習い事しかないような地域が主体の学区と、

逆に何とかニュータウンか何かの再開発新興住宅地が並び、入居する人が多く、スーパーや塾も近場にあり、経済的な余裕があり、親の教育に対する関心も高く、私立中学の情報や機運を得やすい、そして児童数も多い地域が主体の学区とでは、

高々学力テストの点数のみのランク付けだけで学校・教師・教育方針の良し悪しが判断できるんでしょうか。できるという方がいるんでしたら教えてもらいたいです。

サンプル数が少なければ年度ごとに安定しない結果になるでしょうし、教員自体も5-6年経てば他の学校へ転任してしまう制度だから年度ごとに一喜一憂しても意味がないと思うんですが。

仮に私の地元学力が低い学区だと判明しても、上記のような地区ですから、さもありなんと、納得はできるのですが、それを故にして学校教育方針が悪い、結果の出せない学校だと判断して、予算を減らされたり教育後進校とするのは首を傾げます。

はてさて、親の意識を高められない教師は指導力不足なのか、意識の高い親に評価されるから良い先生なのか……

まあ、中学校ともなれば、複数の地域が同じ中学校に進むから平均化されたり、影響を与え合ったり、高校受験もあるからして塾に行かせる所も増えたりとテストの点数だけじゃ計れなそうな要素がてんこ盛りになりますねぇ。

学力ランクのみに振り回されるよりも学区の特色やら学校の方針やらがどのように作用してるのかを地道に検証する方がいいのでは思ったりします。

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