2008-10-12

匿名サービス発表しようとした場合

プロモーションにおいて圧倒的不利な状況になるというのが普通

そのため、社会的に排斥されることが予想されるサービス

どうしても自分名義で発表したくない(できない)システムというものは

結局のところ世に出ないか、情報の波間に飲まれてしまうのが常であった。

だがしかし、ここで世にはばかられるようなサービスを好むことを明言し

且つ他人のシステムをさも自分が作ったように発表することに

一切の抵抗を持たない奇跡存在を仮定したとすればどうだろうか。

本来であれば表に出ることのなかった匿名開発者の手によるいくつかのシステム

その存在によって発表プロモーションされることで日の目を見ることとなり

更にそのうちのいくつかは当初の予想に反して誰かを楽しませるかもしれない。

実際のところサービスなどその価値を世に問うて見なければ真価などわからないものではあるのだが

そのためのプロセスは人によってしばしば大きな障壁となることがある。

結果、社会が受け取れるはずであった恩恵消失するとなれば

これはもはや大きな社会的損失であると言って差し支えないであろう。

それを容易に回避できることを考えれば

彼の存在のちっぽけな嘘など瑣事瑣末に過ぎないと断じることはできないだろうか。

ただ、その恩恵を実際に享受するためには

しばしば閉鎖さされた環境で集団を維持するため嘘やお話を共有したことと同様に

ある意味における公然の秘密して、その存在の実際を秘匿する必要がある。

暗黙の了解を語り継ぐための祭り事としてその真実を探る過程を繰り返すことがあっても

して2択の回答を強いた上で答えるまで寝かさない等といって困らせることがあってはならない。

また、その存在も絶対に自身の所業に関して明確な回答を示してはならない。

あくまで嘘が嘘である間のみ受け取ることが許される恵みなのだ。

してそれを共有することによって集団はその結束をより強固なものとする。

そう。これは社会成熟する過程で不可欠な要素の一つ。

集団として利益を生み出すための嘘を手に入れることにより

はてなが村から社会に発展する一連の通過儀礼だったんだよ!!

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