2008-10-01

ルールの中のルール

ルールの中のルールについて考えたことはあるだろうか。日本にも法律はあるけど、小規模なコミュニティにも規則は存在する。普段は意識することがない。だけど、本当に守るべきルールってなんだろう。

どっちにも共通するのは、「ルールを破ったことに気付かれたら、破ったものが不利益をこうむる」ということ。そして、「ルールが絶対ではない」ということ。

たとえば、お酒は20歳になってから。他の国では年齢がバラバラだったりする。でも、小さなコミュニティでみんなが飲んでいるのに自分だけ飲まないっていうのはいいのか? 法律を厳守するなら飲まないことを選択する。でも、現実に生きている集団内で、他の人と違った行動をすると問題が発生したりする。そんな集団は離れてしまえばいいけど行動に移せるのかと問われると難しい。個人的には二十歳超えてるけど酒は飲みたくないかな。

知らない法律も規則もある。でも、個人の視点で考えるのであれば利益不利益だけ考えればいい。法を守るのはどれぐらい大切なんだろう。規則を守るのはどれぐらい大切なんだろう。集団のためにルールを守るのは結果的に個人の利益にもつながるから。一度限りの関係なら集団のために考える必要はない。囚人のジレンマみたいなもの。

でも、属している人間が多ければ多いほど、好意的にルールを守らない人が出てくる。個人の利益? 集団の利益? 人間関係の繋がりが薄い人は、その小規模なコミュニティしか居場所がない。孤独になるぐらいならまだいいけど、敵視されると不利益になる。

ルール自体がナンセンスなのかも。ガチガチに固めたルールは全体を円滑に動かすもの。でも、ルールばかり口にしていると心地よくない。無意識に守る方が気軽でいい。だから、「空気」とか「雰囲気」が発生してくる。そのせいで一部の人間が困るわけだけど。

「誰がどんなことを言った」っていうのは簡単に広がっていく。対象とする人がいなかったら守るべきルールなんてものも存在しない。嫌なことがあれば「常識的に考えて・・・」って批判したりもする。

■じゃあ、どうすればいいの?

→信念や信仰を持てばいい。絶対に守るべき基準があれば考えやすくなる。それに絶対の価値を置けば破ることを恐れるはず。ただ、そんなものは簡単に用意できないから、何すればいいかわかんないんだよね。さて、どうしようか。

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