2008-07-24

20歳になってわかった、自分という存在

他の人を傷つけたくないというのは自分が傷つきたくないから。

環境保護を訴えるのは自分の住み心地が悪くなるのを許せないから。

戦争を否定するのは自分が戦場で死にたくないから。

自分を信じることが出来ないのは他者を信じることが出来ないから。

格差社会の是正を訴えるのは自分の取り分を多くしたいから。

優柔不断決断力がないのは自分が責任を持ちたくないから。

批判精神が強いのは敵を作ることでアイデンティティを保とうとしているから。

生きる価値が無いとわかっていても死なないのは復讐したいとどこかで願っているから。

自己嫌悪に陥るのは自分の本来持っている能力を認めたくないから。

こうしてネットに文章を書くのは誰かにかまって欲しいから。

宗教を嫌うのは自分が正しいと主張したいから。

政治批判を行うのは政治家というお偉いさんの悪口を言うことでストレス解消になるから。

これだけいろいろ言いながら自分から行動しないのは誰かが何とかしてくれると願っているから。

彼女を作ろうとしないのは嫌われるのがイヤだから。

現実を見ないのはそこに映される自分の醜さが見ていられないから。

自殺したって、自分が今まで生きて重ねてきた罪を償うことにはならない。

成長して立派な大人となって贖罪を果たすしかない。

でも、その成長の過程でもやはり罪は重なっていく。

逃げ場なんてない。

私はコミュニケーションがヘタクソだ。

空気なんてまったく読めやしない。

でも、孤独は辛かったからいろんな人に話しかけた。

みんな、私のことを迷惑がった。

私は、自分の愚かさに気づくのが遅すぎた。

みんな、私が知らない間に大人になっていた。

大人は私のような子どもにかまっている余裕などなかった。

私は孤独になった。

ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

口で言っても無駄だ。

行動で示さなければ意味がない。

過去にとらわれて身動きが出来ない子どもの私が大人になる日は遠い。

最後に。

どうか私みたいな人間にならないで欲しい。

このエントリに書かれた内容が反面教師になってくれればうれしい。

こんなつまらないことを書いてごめんなさい。

  • 自分を信じることが出来ないのは他者を信じることが出来ないから。 ってとこだけ逆(他者を信じることが出来ないのは自分を信じることが出来ないから)だけど、後は一緒だ。それ...

    • 俺は、二十歳になってそれが普通だってことに気づいたっていう風に読んだよ。 この自覚が大人なんだっていう風に。

  • 自分を信じることが出来ないのは他者を信じることが出来ないから。 ってとこだけ逆 これ、一番大きいんじゃないかなー? まぁ、ゆっくりしてこうぜ。みんなたいしてかわりゃ...

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