日曜の昼下がり、秋葉原で25歳の青年がトラックで暴走したあと、
ナイフを振りまわりしながら、最後は大人しく警官に捕まえられる。という事件が起きた。
青年の名は、加藤智大。以下、会った事のない彼だけど、親しみをこめて加藤クンと記す。
加藤クンはあたしと違って五体満足で、卒業した高校も進学校だったらしい。
だけど友達は少ない or 居なくて、孤独を感じていた加藤クンは、
いつしか将来有望で友達も多くて人生を謳歌している、
その気持ちすっごくわかる!あたしもそうだよ!!
抱えていた計画をついに実行することにした。
初日にナイフや警棒などの武器を購入、次の日はレンタカーを用意。
そのためになによりも大切なゲームソフトを売ったりして、
自分で自分を後戻りできないようにした。
さあ、はじめよう!
楽しそうに家族や友人と談笑している人々ばかりの歩行者天国に、
跳ねる人体、飛び散る血痕。
それを間近で見ていた加藤クンは、何を思ったのかな?
ほんの数分前まで幸せの渦中にいた人々の胸、腹、首に突き刺さる。
どんな気持ちだったのかな、加藤クン。
つかの間だったけど、加藤クンはたーくさんの人間から注目を浴びた。
ワイドショーも独占した。
すぐ忘れちゃうけど。
ここにひとり、君の理解者はいるからね。
二度と堀から出られないだろうけど、君は。
秋葉原はリア充の象徴ではない 渋谷にでも行ってカップルだけ皆殺しにするか 霞ヶ関に火を点ければ良かった