2008-03-08

インターネットパーソナリティって何だろうか

友達が最近2chはまっている

「あそこは頭の良い人も多いし、ためになる情報があるからいいね!」

そうかい?俺もよく見てるけど、例えばどんなのよ?と聞くと、やる夫で学ぶシリーズを例に出された。

「すごいよね!あんな頭の良い人たちが2chにいるんだよ!考えたら恐ろしい集団だね」

アンケートなどの組織票WEB炎上などの原因の一端として2chがよく挙げられている。

匿名集団の威力は確かにすごいものがある。それは認める。

けれど、「やる夫シリーズ」は集団の力でも何でもない。

たった一人の知識ある人間2chに訪れるだけでスレは成立する。

いや、たしかにそんな人間を訪れさせてしまう力(有名であるとか集客力とか)が2chはあるんだけれど、それが集団の威力として還元されていく思考に俺は納得いかない。

「お前ら、やっちまったな」

例えばタレントの謝罪報道ブログ炎上の際、こういう労い(?)の言葉スレでよく交わされる。

どう考えても行き過ぎた2ch信仰だ。

集団の一がやりおおせたことが、集団の全として還元されていく。

2ch匿名性が、貪欲なバケモノのようにすら感じられる。

「俺たち」という匿名集団意識、一部の頭の良い人たちと同じ族であるという意識が、ネットユーザーパーソナリティに甚大な被害をもたらしているんじゃないか、とまで思う。

だって2chどころか、はてなラビトでさえ、「ムラビト」なんていうご都合主義な集団意識に甘えているじゃないか。

WEBサービスであることを超えて、ユーザーが特定のカラーを形成していく2chはてな、そのほか諸々。

パーソナリティの保障とコミュニティベースの保障は天秤にかけられないかも知れないけれど、コミュニティによって輪切りにされたパーソナリティの非再構築に危機感すら抱かず、甘い蜜に群がり満たされることがWEBカタルシスだと勘違いすることは、本当に良いことなんだろうか。

  • http://www.4gamer.net/games/033/G003334/20080304041/この記事で >>あれは「2ちゃんねらー」という仮想人格をみんなで共有するというか,「2ちゃんねらー」というアバターにみんなでなりきるとか...

  • 俺はむしろ「おまえら」っていうのはむしろ 「俺はお前らのようなバカでムチでモーマイな衆愚とは違うんだよ!」 ってのを心の奥底で叫んで、自分だけ差別化してるようで嫌いだった...

    • 「おまえら」っておたくやわーぷあのスレでよく使われるよな。帰属意識の確認というより切断操作しようとしてる用に見える。 炎上とかで使われる「またお前らか」だって金持ちいけ...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080308051400 ↑この人の言うようなニュアンスを感じることが多いかな。 そのスレ次第だけど。

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