これは冗談とか釣りとかではない。これをホットエントリにした方がいい。国を動かしてもっと徹底した対策を取らせるべきだ。
以下、一部を引用。だが一度は全文に目を通すことをお勧めしたい。
現在の鳥インフルエンザは、「高病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれている。ひとたび感染すると死亡率は非常に高い。しかも専門家の間では世界的な流行は時間の問題だとされている。
今、世界は「21世紀のペスト」というべき伝染病が流行する瀬戸際で踏みとどまっているのである。
にもかかわらず現在、社会的に大きな危機感が醸成されていないのは、ひとえに「インフルエンザ = 風邪の一種 = たいしたことがない病気」というイメージが一般に流布しているからだ。
専門家達は何年も前から声を大にして警告していた。しかし、一般も、行政も、政治も、その恐ろしさにまだ気が付いているとは言い難い。
死亡率は実に81%だ。感染者の5人に4人が命を失っている。これはとてつもない死病と言わねばならない。「ただの風邪」ではあり得ない。後段で述べるように、新型インフルエンザがもしも世界的に流行したら、日本では第二次世界大戦と同じぐらいの死者がでると予想されているのだ。
現在、どのような新型インフルエンザが出現するかを予測し、事前にプレパンデミックワクチンとよばれるワクチンを製造する技術が実用化されている。厚生労働省はプレパンデミックワクチンを1000万人分備蓄する計画を立てている。
しかしこれでは、大規模な流行を制圧するには全然足らない。足らないワクチンをどのような人に優先的に接種するかの行動計画もまだ策定されていない。著者は、スイスでは国民全員に接種できるだけのプレパンデミックワクチンの備蓄を進めていることを指摘し、日本も同様の対策をとるべきだと提言している。
過去の例では、一回の流行は8週間、つまり2カ月前後続く。スペインインフルエンザの例では、2カ月の流行が合計3回やってきた。