ブロゴスフィア内でのブックマーカーの典型的な行動パターンをスケッチしてみよう。
――夜、会社から帰ってきて、パソコンからインターネットにログイン。FireFoxを操り日本人ブロガーの人気SBM、はてブのホットエントリを流し読みしながら、気になったエントリにブクマコメントを残したところ、やはり賛同のブクマコメがいくつも。ひとしきり盛り上がった。
中の一人のダイアリーをのぞくと自分よりはてな歴が3ヶ月も長い大先輩。いろいろなグループにも入っており、怪しい人ではなさそう。これは要チェックだと考え、相手のブックマークをお気に入りに登録。これで、「お気に入り」の中に新しいはてなidが登録された。
次の日の夜、お気に入りリストをチェックすると、新しいいくつかのブックマークがあがっていた。その中に、昨日出会ったばかりの新しいユーザーのブクマがあった。「痛いニュース(ノ∀`):大阪の修学旅行生15人(参加生徒の1割)、東京ディズニーランドで集団万引き [これはひどい]」。
痛ニュの新着記事!これは何としてもチェックしなければいけない。まだほかのユーザーもコメントをつけていないようなので、「あとで読む」とタグを残しておいた。まだ就寝の時間まで、ずいぶんある。眠くなるまでは、昨日ちょっとだけ見た非モテ関連議論をネタにダイアリーを書いておこう。「非モテ」タグをたどり、その記事を開いた――。
これは、今現在の典型的なソーシャルブックマーク・ユーザーの利用例だ。(後略)
なのだそうです。つまりいま SBM を使っている人というのは、会社帰りの疲れた体にムチ打って、まるで出会いを求めるように 新着ブクマをチェックし、そこで出会ったばかりの見ず知らずのブックマーカーを「怪しくないな」と判断し、たかが「これはひどい」タグに共感するために出会ったばかりの人のブクマを踏み、夜の貴重な時間を見ず知らずのブロガーと、よく分からない議論に参加するために浪費する、そんな人々というわけですね。いやー、僕も SBM ユーザーの一人として、こんな大胆な行動が取れるように頑張らないと!
ref. http://akihitok.typepad.jp/blog/2007/07/second_life_2a61.html