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2020-10-15

[]玄丹お加代

1842年、松江藩の生まれ本名錦織加代。

父が錦織玄丹という鍼医者で、そのため玄丹お加代と呼ばれた。

戊辰戦争の直前、親藩だった松江藩問責するため新政府軍派遣されてきた。

松江藩は、家老切腹など厳しい要求をつきつけられて憔悴し、

城下新政府軍乱暴狼藉を働くのにも手をこまねく有様だった。

そんな中で、新政府軍歓待するために藩が用意した酒宴に、加代は酌婦として参加した。

酔った政府高官が刀にカマボコを突き刺して振り回したとき

加代はそれを唇で受け止めたうえに「お酒も欲しい」と言ってのけた。

その侠気を気に入った新政府軍は、加代の訴えを聞いて軍規を引き締め、家老切腹も取りやめさせた。

玄丹お加代は松江藩を救った女傑として今に名を残している。

が、この武勇伝は後世の脚色も多く含まれているともいう。

 
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