2023-03-30

anond:20230330152533

権限の中で判断を誤るのと権限を逸脱するのは異なる。

多少の判断ミスがあったり個々の局面で適切でないことがあったとしても全体が一貫して行動するほうが強いというのが集団倫理大前提

この大前提の中では権限の中で判断を誤った奴より権限を逸脱した奴が悪い。

権限を逸脱した上で判断を誤っていたらなお悪い。


孔明は直接にはペナルティを受けていないが馬謖を斬らざるを得ないという形で苦しみがある。

馬謖をそのような立場にしてしまったというのは孔明の失敗であることをおそらく孔明自覚しており、それでもなお斬るというのが「泣いて馬謖を斬る」という言葉なんだよ。

ことわざとしては厳しく処断すべきというニュアンスで使われがちだが背後にある故事としてはそんなに単純なものでもない。

記事への反応 -
  • あの事後軍師として有名な諸葛孔明が重用してた馬謖って武将が 孔明の命令に従わずに大敗したから泣く泣く処断したってやつ   なんでそんなアホ重用してんだよ、お前が悪いよって...

    • 権限の中で判断を誤るのと権限を逸脱するのは異なる。 多少の判断ミスがあったり個々の局面で適切でないことがあったとしても全体が一貫して行動するほうが強いというのが集団の倫...

    • あれがいちばんマシな奴だったんだぞ

      • だったら余計、管理職である孔明が悪いんじゃねーか お前も泣きながら切腹しろ

        • 直接の責任者は首で上司は降格とかが現代でも妥当な処分やろ

    • 孔明は馬謖のことを並外れた才能の持ち主と高く評価していたんだよ。 劉備には実行力がないと思われていたらしいけど。 実際に蜀の南征の成功に一役買っているし。 孔明が適材適所...

    • その後の蜀の人材難を考えると殺したのが本当に正しかったのかってのがそもそも

      • 俺以外ゴミばっかやから多少命令無視しても許されるやろなぁwww って思ってた可能性あるな。

      • でもそこで馬謖を許すと「どうせ孔明は俺たちを殺せないんやから好き勝手やったろ」っていう魏延みたいな奴が大量発生してもっと早く蜀が滅んでた可能性もあるだろ

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