2021-08-18

トール最近なんだか眠れないんです……」

小林さん「そうなの?」

トールはい……」

小林さん「そういうときは、羊を数えるといいって言うよ」

トール「えぇっ!? そう…なんですか……」

小林さん「うん、試してみてもいいんじゃないかな」

トール「…やってみますね」

その夜

トール執事が一人…執事ふたり……」

トール「って、わたしというものがありながら、小林さんは執事がほしいってこと!? わたしじゃあ役不足って事なんですかー!!」

小林さん「……トール、うるさいよ」

トール「あ、小林さん!……うるさくしてすみません、でも小林さんが悪いんですよ! わたしというものがありながら――」

小林さん「執事じゃなくて、羊!」

トール「……えっ?」

小林さん「トール、何か勘違いしてない?」

トール「……はい。ごめんなさい! わたし、なんだか勘違いしてたみたいで――」

トール「やっぱり小林さんに仕えるのは、メイド一人で十分って事ですよね!」

小林さん「うん、まぁそうだね。あ、でもうちにメイドなんていたかなー?」

トール「もー、小林さんったらー!!」

小林さん「あはは

トール「うふふ」

カンナ「(……うるさい)」

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん