「何センチくらいに?」と聞かれ、厚めが良かったから、「3センチ幅でカットしてください」と頼んだ。
パン屋のお姉さんは「3センチですか?相当分厚いですけど本当に3センチですか?」と私に尋ねた。
“後で文句言うんじゃねーよ”と念押ししているような口調だった。
私は「はい、3センチで大丈夫です。」と答えたが、今度はバゲット実物を手に持ち、「3センチだとこれくらいになりますけど、本当に大丈夫ですか?」と指で示しながら聞いてきた。
それはどう見ても5センチ近くあるように思えた。
「あ、それは厚すぎるので、もう少し薄めでお願いします。」と言うと、お姉さんは「2センチですね。」と冷たく言い、パンを切ってくれた。
家に帰って袋を開けると、ちょうど私が求めていた厚さのバゲットがあった。
定規で厚みを測ってみると、3.4センチだった。
私はあと2店舗、よく行くパン屋があるけど、そこも頼んだ長さより厚く切ってくる。
何センチ?と聞く職業の人は、たまに定規を見て脳内1センチと本当の1センチの誤差を減らしておいてほしい。
計算して頼むの面倒だし、お姉さん怖かった。
女使えねえ
バゲット・カッターのメモリはインチ刻みになっているのに、 パン屋のお姉さんはそれがセンチ刻みだと思い込んでいるのでしょう。