■失う恐怖
おばあちゃんとおじいちゃんが亡くなったとき、死ぬほど後悔した。
こんなに辛いことが世の中にあるなんて思ってなかった。
よくこんな感情にみんな堪えられるな、と思った。
立ち直れると思えなかった。
もう何もしてあげられないと思うと、どうにかして過去に戻りたくなる。
でも、それから人を大事にしたいと思うようになった。
ふたりが亡くなって辛かったのは、もらってばかりだったから。
わたしは何も返せなかった。
死ぬほど愛してくれたのに、どうしてわたしはそれを当然だと思ってたんだろう。
失ってはじめて気づいた。
誰かを好きになると、また失うのが怖くて後ずさりしてしまう。
一生結婚は無理だと思う。
ツイートシェア