2010-11-17

最近世界の貧しい子供達に募金を」なんてのを見ると

昔はああいう貧困撲滅キャンペーンだとか貧しい国に寄付をしましょうだとか、そんな広告とかを見ると「ああ、世界でこんな苦しんでる人たちがいるのに俺はなにやってんだろう」とか適当にだけど思ったもんだった。なんというか上から目線の余裕があったんだ。昔から俺は貧乏でも金持ちでもないけど、しかし日本全体の空気として「豊かで飽食なワタシタチは愚かだよね、アフリカ子供達はかわいそうだよね」みたいな空気があって、それに感化してたし順応していた。だがしかしリーマンショック以後に表面化した日本絶望具合と実際にどんどん日本人が貧しくなってきている昨今、俺自身は相変わらず貧乏でも金持ちでもないんだけど、それなのにあの手の広告を見た時の「ああ、世界ではこんな苦しんでいる人たちがいるんだな」っていうある種の慈悲と余裕と上から目線が消えた。今も芸能人とかがチャリティー活動で「アフリカ子供達に募金を水を食料をワクチンを」とかやってるけど、なんつうか今そうい空気か?そういう時流か?俺達はまだ強者なのか?って思ってしまう。もちろん今でも日本は実際に裕福だろうけどさ、「経済大国日本先進国日本、豊かな国日本」の国民としての磐石なる余裕と自信、それを築く基盤が壊れてきたよね。

  • それはあるね。 世界の貧困に喘いでいる人を救う前に、俺の病んだ心を救ってくれ! まぁ、時代は変わるから、こういう考え方の転換も起こるよね。

  • どっかで「日本の子供の貧困を救う為に募金を」を見たなあ。 実際日本の子供の貧困率はかなり高いらしいが、そういう名目の募金が出てくる時代なのか、と思った。

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