道行く人は舌打ちをして無言と早足で通り過ぎていく。
仕事というよりもむしろ人間関係にモヤモヤし、仕事にも手がつかない。
ストレスを発散しようといっても、いつも愚痴っているのも格好悪いし、
そもそもそそんなに友達がいるわけでもない。
街をさまよっても何があるわけでもなし、疲労感と倦怠感を感じ、
それを発散させようと物欲や食欲、性欲にに走る。
精神を病むのも無理はない。
何を求めていたとかを見失うと、やる気をなくすのは時間の問題である。
なんで人間、何で人間があんなに刺々しくなれるのか、本当にわからん。
クズにクズのような目で見られる自分もまたクズであり、そんなクズな自分に自己嫌悪する。
ああいやだいやだ。とてもいやだ。乗っていけない自分が本当にいやだ。
2年前はこんなんじゃなかったはずなのに。なんでこうなってしまったのか、
夢見る自分に気づいてしまった凡人がいるだけだからなのか。
あああ、これからどうして生きていけばいいんだ。
何を守るにも気持ちがこもらないとだめだし、社会的に非常識な自分が
これから漫然と生きていても大していいことがあるとはあまり思えない。
コンプレックスやプライドにしばられ、恥ずかしさやさげすみを恐れて生きるのはいやだ。
何がしたいんだと大声で叫ぶような度胸すらないような小さくまとまってしまった
卑しい自分をなじってやりたい。でも痛いのはいやだし、安全なのがいいと思ってしまう。
平穏か、平穏がそんなにいいのか。何が楽しい?自分の欲求を満たせるからなのか?
まだ恵まれていると思いたいのか?自分より苦しんでいる人間を見てメシウマな気持ちになりたいのか。
ああ、あさましい。人間の卑しさ、いや、自分の卑しさを捨て去ろうとしてももうヘドロのように
思考からこびりついてはなれず、人生半ばにしていかに生きるべきか迷う。たぎりたい。
愛想笑いはもういい、感情をぶつけたい。なんで俺は笑っているのかすら自分でもわからないし、
作られたルールなるものにあいまいにしたがっているもうそんなものはいいんだ、暗黙のルールはいい、
俺は非常識でいいからもう俺を一人にしてくれ、ほっておいてくれ、でもひとりはいやだ、人と話したい、
気持ちを分かち合いたい、希望を見つけたいと悩む。悩むことこそ若さであるならば、そんなものはいらないし、
都会のこの空気もいらない。人間多すぎるんだよ。どこがどうゆがんでいるのか、もうわからない。
自分が正常なのか?他人が異常なのか。
なんというか…すごく自分に酔ってる感じがする。 一行一行に(キリッをつけるとしっくりくる。
なんか、J-ROCKっていうのかな、そういうののサウンドをつけたら結構いい線行きそうな気もする。 ヴィジュアル系的な感じの。