初めてサイトを作りたいと思ったとき、誰しもまず調べた瞬間htmlとかいうものに出会う。
でも<html><head>だののタグをずらずら見た時点で大概覚えようとするのを挫折したはず。
あれは真性の初心者にとって難解すぎる。例えば簡単な文字を羅列するだけでも
<html><head><body><br></body></head><html>とワケワカランタグが多い。
しかも漸く出来たコレだけの文字羅列を見たところで、到底WWWで見られる美しいデザインとの程遠さに絶望する。
どうやったって一ヶ月頑張っても無理だろ!みたいな。
だから初心者にはホームページビルダーのような作成ソフトを渡したほうが早いと思う。
構文が汚いとかそんなことよりも、まず紙の上に絵を描くような感覚でイラストや文字を入れられるし
実際最初から手打ちして作った猛者より作成ソフト使用した数のほうが多いはず。
最初は構文なんて覚えなくても、とりあえずサイトがそこそこ見栄えよく初心者だって出来る!という
達成感でサイト作成という事象に興味をもてるようになればいい。
そのうち他のサイトを見て、こういうデザイン入れたいなと思って自ずと向上心が湧く。
例えばテーブル組んだりスクロールバーの色を変えたりフレームのボーダーラインを消したり拍手設置しようとしたり・・・。
そこでcssやJavaScriptやperl(cgiやphp)に興味が湧きだす。コピペしたりしてサイトへ貼り付ける。
そうやっているうちにcssやJavaScriptって外部スタイルシートや.jsとして別ファイルに分けられるんだ!とか知り
ここらへんでhtml、cssのタグの意味を何となく理解出来るようになっているという。
更にはCMSに手を出して・・・
気が付くとホームページビルダーは使わずterapadかなんかでソース手打ちし、綺麗さとかに気を配れるようになる。
これって一から英語の授業を受けるより、アメリカ本国へ何年か住み続けるうちに何となく英語理解するのに似てる気がする。
初心者の為といっていきなりタグ記述テンプレのサイトを見せて学べというのは、実のところ実用的ではない。
最近だったらレンタルブログもそう。とっかかりはレンタルブログでもいいが→
テンプレートを使っていても徐々にテンプレートを少し変えたいと思い調べる→
鯖の仕組みを理解する→以下続く
みたいな流れで自学学習していく。
学校で学ぶ人ならまだしも、例えば同人サイトを自分も作りたい!とか店の商用サイトを作りたい!とか
本格的に勉強はしたくないけど興味と意欲をそこそこもっている初心者サイレントマジョリティ層には
既存Webサービスが充実している昨今、サイトなんて作らなくてもブログとかWikiとかで十分だよなーと思う今日この頃