グッバイ受験生、というワタシ。
太宰風に言えばグッド・バイ。時代に遅れた感じを装えばバイビー、懐かしのあのアニメ、バイバイキーン!
バイバイ受験勉強、バイバイ夢のない私、バイバイアンチでしかいられない態度、バイバイ友達、バイバイ育った街、バイバイバイバイどこ行ったらいいんだろう、首都から遠ざかるよ、行きたいと言った大学へ。バイバイ。なにをしよう。なにがしたいんだろう、蛙みたいに跳び跳ねられたらいいのに、魔法を解いてもらって王子様になれたらいいのに、どこへ行こう。なにをしよう。なにができるだろう。
たくさんの人に応援してもらって、しないでもらって、受かったよと言うのに少し照れた。おめでとうをどう表現するか、言葉の問題から飛び出た祝福をくれた。あんな、嬉しそうな声、久しぶりに聞いた。ありがとう。私、いかに生きるか書けという課題に反発したけど、生きるもなにも生かされていて、そろそろ生きなきゃいけない、ほんとに。
どこに行き着くんだろう。みんな生きてるんだね。今日はどんな1日でしたか。お疲れ様です。たぶん大好きです。本当に本当に私、理由もなくこんな、よくしてもらって。どうしたらいいんだろう。あああ勉強、勉強しよう。貧乏旅行、貧乏暮らし、夜中まで馬鹿騒ぎ、マジ泣き、恋愛、ガチ討論!大好きです。こんなんでごめんなさい。こんなこと言ったら若造がなにを言うかと笑われるんだろうけれど、私世界を少し見た気がするよ。小さな女子校の外、見ずにいて、育てられ愛され教えられ、受身でいられるところじゃないところ、行く行くバイバイ。寂しいなあ。