きのう10日、六年ぶりにボーナスを手にした。
2003年秋に体調を崩して、その直後の2003年冬のボーナスをかろうじてもらったきりだった。
2005年はさらに症状が悪化し、仕事などもちろんできず、まさに地獄の日々だった。
2007年は役所で働いていたが、アルバイトの身分だったのでボーナスなし。
2008年は零細企業の正社員だったが、会社自体が倒産、ボーナスなど夢。
そして2009年。2007年の縁もあり、今度はアルバイトではなく、臨時職員として役所で働くことができた。
そのおかげで、ついにボーナスを手にできた。
額は2003年と比べて40%少ないが、ボーナスを手にできた喜びが何より勝る。
思えば、2005年くらいは、ボーナスのニュースを聞くだけで寝込んでいた。
2007年も、ボーナスの話を聞く頃から急速に調子が悪くなった。
ボーナスを手にできない、そんな劣等感が、やみくもな正社員志向に駆りたてた。
2008年、転職に失敗。すぐに転職先から放り出されて、零細企業に。
一見居心地がいい場所だったが、そこは実は泥船だった。
ボーナスのニュースが行き交う頃、会社倒産のアナウンスを社長から聞いていた。
でも、6年ぶりに、その日は訪れた。