2009-11-02

刺さる言葉

竹槍のように、時々グサッと自分の心に刺さる言葉をつかう人たちがいる。

一人は直属の上司。しっかり者で部下教育に力を入れており、うっかり者の増田は時折叱られることがある。そんな時、「もう少し言い方を考えてくれてもいいのに〜」とか思ってしまうことがある。

悪いのは全面的に、叱られる原因を作った自分にある訳であり、ブラック会社のように理不尽なことを言われるわけでも、罵声を浴びせられるわけでも、人格的な否定をされるわけでもない。(叱られる立場が「言葉遣い考えて」っていう発想もどうかと思うし)もしかしたら単に、自分現在メンタル的に参っているため、彼女のそういうささいな一言でも過敏に反応しがちなだけかもしれない。本来の自分は割とタフなほうだった筈なのだが、マンガにでも描いたようにその言葉自分に刺さって思わずフリーズしてしまう。叱られた後々までその言葉が心から取れず、「ああ、いま自分(あのセリフで)傷ついているなー・・・」と思ってあわてて処方薬を飲む。

もう一人は、以前パートでこの会社にいたおばさん。自分が入社一年目の時に隣席で仲が良くなった。現在は別の仕事に就いており、年に数回メールで交流程度の付き合いとなっているが、偶然彼女プライベートブログ発見し、気まぐれにこっそり見るようになった。

ブログの内容は、仕事主婦友達に向けて、日々の仕事と家庭生活の羅列プラ彼女の思いを淡々と綴る・・・という。よくありそうな主婦ブログなのだが、その単純なはずの「雑感」部分がまるで自分に向かって助言や励ましをしているように感じられ、時々号泣してしまう。全然関係ないテーマであるにもかかわらず、自分の悩みや思いと重なってしまうのだ。そんなことを本人に言ってしまったら書くのを萎縮してしまうかもしれないし、逆に心配かけてしまったり、あえて増田に向けて書かれてしまったりしそうなので今のところ黙っているつもりだが、ずっと続けてほしいなと思う。

両者の作用は違うのだが、自分にとってはどちらも、ひどく心に突き刺さる言葉だなとしみじみ思った次第。

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